氷魚ごはんと鮎一夜干し
氷魚ごはんと鮎一夜干し の弁当をいただきました。
東海道線米原駅の開通以来、駅弁を売っている、という「井筒屋」さんのお弁当です。
その一夜干しの鮎=勿論琵琶湖の鮎を、YOKさんという社長さんが「井筒屋」さんに納めておいでです。その社長さんは私達が師事している二条彪先生にやはり師事しておいでなので、つまりは同門なのですが、弁当を食べさせていただくのは初めてでした。
YOKさんが担当しているのは、琵琶湖で獲った稚魚を地下水で洋食するイヤ養殖するところです。
そして、その成魚の鮎の他に、稚魚がこの弁当の御飯に混ぜ込んであります。それで「氷魚ごはん」と言っているのです。
これはなかなか旨いものです。
鮎は調理後時間が経過すると、焼き立ての時の風味が失われやすいと思います。だから弁当にはあまり登場しないですね。
その鮎を、この弁当では一夜干しにして⇒旨みを濃くして、さらに御飯の中には稚魚を混ぜ込むことで補強しています。生臭くなるかと思いきや、茶の葉も混ぜ込むことで、さっぱりさせています。
成長期のお子さんや肉食女子には物足りないかもしれませんが、大人にはとても良い塩梅です。
東京にもこういうのがあったらなあ、というのが鮎好きの私の願望です。
御馳走様でした。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて973日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。