地酒まつり
茨城県酒造組合さんが「茨城地酒まつり in 花やしき2012」というイベントを開催されました。会場はタイトルの通り「浅草花やしき」です。
「花やしき」さんは勿論遊園地ですが、遊園地の営業が閉園した後の夜間は、貸切りが出来るのです。ご存じなかった方も多いかもしれませんね。
その夜の遊園地に、茨城から28蔵が集結、園内の各所で試飲をできるようにしたのが、このイベントです。酒だけでなく、
茨城特産アンコウのどぶ汁、
笠間名物いなり寿司、
幻のそば粉といわれる金砂郷町の常陸秋そば、
つくば市の農家手作りハムの絶品筑波ハム
のブースも出ます。
今年が2回目ですが、このイベントは、夜祭りのようと申しますか、大人のピクニックのようと申しますか、上手く表現できませんが、なにしろ愉快な空間が現出します。
私もとても楽しみにして参加しました。
参加しましたら、楽しみにしていたのは私だけではなかったらしく、700名ものお客様が来場されて、大盛況でした。実に結構なことです。
ただこの日、私には憂鬱なことが1点・・・
「乾杯の発声」を頼まれてしまったのです。この日浅草料理飲食業組合の飯田組合長の御都合が悪く、御鉢が廻って来た次第です。大勢の御客様の前に出ないといけませんから、弱ります。
でも、まあ、乾杯は最初ですから、やってしまえば、後は自由ですね。
昨年は茨城選出の政治家の先生でしたが、それよりは私の方が、まだ面白いでしょう。喜んでお引き請けしました。
さて出番です。
・・・ええ、私が住吉史彦でございます。
司会の方からご紹介を戴きました通り、今夜の私のミッションは、乾杯!とデカい声で叫ぶことでありますが、その前に一言だけ、浅草を代表いたしまして御礼を申し上げたいと存じます。
茨城県酒造組合さんにおかれましては、昨年に引き続き、このように楽しく盛大なイベントを当地浅草で催していただきまして、地元といたしましても、嬉しく有り難く思っております。この場を借りて、あつく御礼を申し上げたいと存じます。誠に有り難うございます。
え~そして、お集まりの皆さん、皆さんは、どちらから見えなんでしょう。酒造組合の方にお聞きしましたら、皆さんのご住所はゼンゼン把握してないんだそうですが、
地元浅草の人はどこにおいでですか。ああ、その辺に固まってますか、今日は行儀良くして下さいよ。
茨城からお越しの方、手を挙げていただけませんか。
遠路本当にありがとうございます。大歓迎です。
今度は浅草でも茨城でもないのに来ちゃった!という方、手を挙げていただけませんか。
おお、素晴らしいです。実に酔狂な皆さんがたくさんですね、ありがとうございます。
どうやら今夜は、こういうメンバー構成で始まるようですね。そんなメンバーでいよいよ乾杯に進めて参りたいと存じますが、ここで御注意です。
どちらからお越しの皆さんも、今夜は当地浅草・当地花やしきに見えてしまった以上、中途ハンパに飲むことは許されません。
あ~酒は当分もう、いいや!
浅草も当分行かなくて、いいや!
というレベルに至るまで、今夜は是非是非存分にお楽しみいただきたいと存じます。
杯の準備はよろしいございましょうか。
今夜の、この素敵な会を始めるに当りまして、
茨城県酒造組合の廣瀬組合長様はじめ、皆さまの御健勝を祈念しつつ、
また本日ご来場の皆様のますますの御健勝を祈念しつつ、
さらにまた本日ご来場の皆様の、肝臓の御健勝を、心より、祈念いたしつつ杯を挙げたいと存じます。
御唱和願います!
乾杯。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて958日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。