常連さん

 先日「ちんや」と同じ雷門通りにある、鰻「やっこ」の御主人と話していたら、永年御店へ通って下さった、常連さんが最近お亡くなりになった、ということでした。

 永いおつきあいだったのだそうで、さぞ残念なことと思います。お悔やみ申し上げます。

 聞けば、一代で世界に製品を輸出する会社を興した、やり手社長なのに、そのことを知らなければ、そうはゼンゼン見えないお爺ちゃんだったとか。

 その話しを聞きながら思ったのですが、その世代より下の世代になるにつれて、お客様と店のつながりが、だんだん希薄になってきているような気がします。

 その原因はハッキリしています。

 インターネットで店を選ぶからです。

 インターネットのランキングで店を選ぶからです。

 以前インターネットがない時代は、店選びの原則は口コミでした。

 口コミの場合、特定の個人の主観に左右されるので、ランキングより不確実のように見えます。しかし昔は、自分の舌と自分の目で、店の好悪を判断できる、大人のお客様がたくさんおいででした。

 だから特定の個人であっても、そういう方に問い合わせれば、実は結構確実に良い店が選べたのです。

 そして、そうした問い合わせを繰り返している内に、問い合わせていた側の人も、自分の舌と自分の目で、店の好悪を判断できるようになっていくのが通例でした。

 そういう場合、

お客様「○○さんに、この店のことを聞いて来たんですよ!」

店の人「ああ!○○さんのお知り合いでしたか!」

というやりとりがあったものです。今時は、そういうやりとりが減ったように思います。

 「ランキングで上位だったから来ました!!」じゃあねえ、主体性無しと表明しているようなもんですからね。あまりそうは仰らないですよね。

 そもそものキッカケがそんな調子なので、今時は常連さんへと発展しにくいのだと思います。

 もちろん、それでは寂しいので、「ちんや」メンバーズ・カード会員様には、「記念日割引」の制度を作ったりして、なんとか距離感を埋めようと工夫しています。

 「○○さんに、この店のことを聞いて来たんですよ!」

の一言を、飲食店はとても喜ぶものだ・・・そのことを知っていて損はしませんよ。

追伸

 義捐金込み価格の仙台牛メニューを提供してまいりましたが、めでたく完売いたしました。ご注文いただいた皆様に御礼申し上げます。収益は被災地に贈ります。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて437連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています

 

面倒なこと、すき焼き鍋の洗い方

 「ちんや」の精肉売店で、すき焼き用の鍋を販売することになりました。既に1個売れました。

 すき焼き用の鍋を売る、と聞いて、

 それって鉄鍋でしょ、取り扱いが面倒なんじゃないの!

と思う方がおいでと思います。その疑問にお答えします・・・

 そうなんです。面倒です。しかし、その面倒なことをしていただきたいんです!(絶叫)

 ここでお尋ねしますが、お子さんあるいはお孫さんのお誕生日とか、正月に親戚が集まるとか、そういう機会に、ご自宅ですき焼きをする場合に、鍋はテフロン鍋でおやりになりますか。よくテレビの通販で「この鍋で、なんとギョーザも焼けます!」などと宣伝している、あれをお使いになるのでしょうか。

 テフロンなら、ほぼ何も手入れをしなくて済みますね、たしかに。でも、たまの機会に、ご家族の思い出に残るすき焼きをなさるなら、わざわざ「ちんや」で買ってきた、専用の鍋を使ってみてはどうでしょう。

 取り扱い方法については、弊店で独自にマニュアルを作り、プリントしてありますので、それを差し上げます。このマニュアルこそが、むしろ、鍋本体より「売り物」と言えるかもしれません。その「ちんや」のノウハウを手に入れることで、ご面倒でも、本格的なすき焼きがご自宅で出来るのです。そこに価値がある、と申し上げたいと思います。

 せっかくの、記念日の食事であれば、買ってきた惣菜をチンして並べるだけではなく、是非、お父様がこのマニュアルに従って、ご家族のために、鍋の手入れをしていただきたい、そう思っています。

 そう思いながら、酔狂にも、

 面倒なことをしていただきたいんです!と言いながら、鍋を売っていきたいと思っています。

 だいたい、この世の中を、これ以上便利にしてどうするんでしょうか。

 今の世の中、いつでも駅ビルで惣菜が買えたり、夜中でも24時間ラーメン屋が営業していたりします。そういう営業の影では、たくさんの消費期限切れ食品=ゴミが発生するわけですが、便利さを求める中で、忘れられてきました。

 なんか、食べ物の有り難味が本当に薄いですよね、今時。

 お父さん達にお尋ねしますが、それで良いんでしょうか、本当に。

 たまには、お父さんが一生懸命鍋を洗う姿を、お子さんに見せることを通じて、食べ物の有り難味を知らせても良いのではと思います。ちんや店主敬白。

追伸

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船上すき焼き

 「すきや連」で大変お世話になっている、向笠千恵子先生が個人のホームページ(http://mukasa-chieko.com/)の中に、

『すき焼き好きのための「すきや連」ニュース』というコーナーを作って下さいました。

 頻繁に更新もなさっているようです。5/4にも、面白い記事が。それは・・・

 豪華客船ですき焼きが提供されていた!

という記事でした。

 各国が次々と大型客船を建造し、「動くホテル」「旅するホテル」として人気を競った1930年代には、日本の船会社も料理に力を入れて集客につとめたそうで、この記事はその頃の話しです。さすが、我々商売人と違って視野が広いです。

 なかでも日本郵船社は「料理の郵船」と評判をとるほどで、ディナーの基本はフランス料理フルコースだったものの、特別食としてうな丼、天ぷらなどの和食を出したそうで、そして、さらにはすき焼きパーティーまで開かれていた、というのです。

 これを先生がお知りになったのは東京・京橋のINAXギャラリーで開催中の「にっぽんの客船タイムトリップ展」でのこと。日本郵船の「伏見丸」での、すき焼きパーティーの写真が展示されていて、甲板にゴザを敷いてちゃぶ台を並べ、興味しんしんといった表情で、白人客たちが鉄鍋を箸でつついている、そういう写真なのだそうです。

 すき焼き屋も行って見ないといけませんね、この展示。

 それに、現代ではすき焼きは、すき焼き屋の店舗かご家庭のどちらかで食べるもの、と決まっていますが、そういう決めつけをやめて、いろいろな場所で出来たら楽しいですね。

 この記事がキッカケで、楽しい研究課題が増えました。

追伸

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ユッケ事件

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

には5/6までに64社の蔵元さんから、出品の申し込みをいただきました。蔵元リストを必死で作り、ようやく出来上がりました。

 そこで今度は、参加者=試飲する人=飲食業界人を募る番ですが、これには協力団体の事務局という心強い味方がいます。今頃はチラシが事務局から各加盟店へ送られている頃合いですので、私としては、その「返信待ち」という状態で、ひと段落と言っても良いですね。

 どうも、この試飲会のせいで弊ブログにも、このところ酒の話しばかりを書いてきたので、そうだ、今日は甘い物の事を書こう!そう言えば、4/23に「台彪会」の見学会で、駒形の最中種専門問屋「種亀」さんに行ったっけ。

 若旦那のUさんから、すぐコピペーできる、最中の資料をもらったので、よし、あれをコピペーだ!と思っていたら、肉の大事件が起きてしまいました。そう、ユッケ事件です。 

 食中毒で4人死亡というのは重大事件です。だから、このことを書かないわけにいきませんね、気が進みませんが。

 さて、この件は、もう刑事事件になっているので、全容解明が行われると思います。行われないといけません。でも、それとは別次元の議論=「食の安全は自己責任なのか」という問いかけには、すべての関係者が向き合う必要があります。

 事件を起した会社は「激安なのに高級店のようなサービス」ということで地元では有名だったらしく、TVにも出ていたそうです。サービスの人件費を厚くして、衛生管理の費用をケチっていたとは、恐れいります。

 そういう店を、消費者は「自己責任」で判別しないといけないのでしょうか。肉の業界の連中は口を揃えて、まともなユッケがあんなに安いわけはない、と言っていますが、消費者に肉の値段の相場なんてわかりませんよね。

 消費者には判別が難しいし、それに、ああいうチェーン展開して大きくなった連中には、業界の自浄作用も働きにくい面があります。

 では行政が逐一全ての食品関係企業を毎日見張るのか。ムリですね、もちろん。罰則を作っても罰しなければ意味がありません。

 結局、人体に大きなダメージを与える病原菌が居る食品に限って、罰則を作り監視を強化する、というのが実際に行われきた事です。要は表面的な対応です。

 例えば「ちんや」でも売店で肉を販売していますが、その内に店頭に表示することを義務付けられるでしょう・・・

「この肉は加熱用であって、生食には適していません」と。

 御指示がでれば、そうしますけどね、勿論。でも表面的ですよね。 

 そういう対応ばかりしてきた結果だと思うのですが、利益や業容拡大しか頭にない人間が食品を扱うケースが多すぎます。これで良いのでしょうか、本当に。

 個別のアイテムについての罰則とか監視とかは、それはした方が良いのでしょうが、それ以前に飲食店の営業許可の出し方を見直してはどうか、と思います。

 実は飲食店を開くには、必要な設備を買い入れ、調理師を1名配置すれば良いのですが、その調理師は経営者である必要はなく、雇われの身分でもOKです。つまり、飲食店を開くのに経営者の資質は問われない仕組みになっています。この部分をシッカリした上でないと「自己責任」が原則と言えないのでは、と私は思っています。

 経営者には、結婚式なみに宣誓させてはどうなのでしょう。

 健やかなる日も、病める日も、衛生管理に勤しむことを。

 え? 絶対浮気するから、あの社長、ムリだね、それじゃあ。

 うーん、そうかもねえ。

追伸

 五県蔵元連合試飲会@浅草の出品蔵元さんからの熱いメッセージの追加です。

(磐梯町・榮川酒造株式会社さん)伝統ある三社祭が中止された事は誠に残念です。その代替と言っては誠に恐縮ではございますが、被災した地域の地酒を集め、復興への支援としていただき、また浅草の活性を願うこのイベントは誠にすばらしい企画と思っております。その一助になればと考え、是非出品させていただきます。

(西会津町・栄川酒造合資会社さん)伝統を大切にし、常に新商品開発にチャレンジしています。

(喜多方市・喜多の華酒造場さん)小さな酒蔵です。社長が杜氏・営業・瓶詰めと全部ガンバッテます。

追伸②

 義捐金込み価格の仙台牛メニューを提供してまいりましたが、めでたく完売いたしました。ご注文いただいた皆様に御礼申し上げます。収益は被災地に贈ります。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて434連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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熱いメッセージ④

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

という酒の試飲会の実行委員長をしております。

 蔵元さんからの出品申し込みは、5/6に締め切らせていただきましたが、今回、61蔵という多数の蔵元さんからお申し込みをいただきました。心より御礼申し上げます。

 申込書に書かれた、熱いメッセージを、当日の参加者だけに見せるのでは、もったいないので弊ブログに転載しています。今回で4回目です。是非、お読み下さい。

(喜多方市・小原酒造さん)被災地からがんばります。よろしくお願いします。

(水戸市・明利酒類さん)当社は水戸市に江戸時代末期の安政年間に創業しました。昭和43年に販売を開始した「明利小川酵母」は、後に日本醸造協会10号酵母として登録され、全国の酒造家から高い評価を得ております。平成7年には新酵母M-310を実用化。10号酵母より分離選択された「ふくみ香」の高い酵母として好評です。

(石岡市・府中誉株㈱さん)常陸国府・石岡の銘酒「府中誉」です。味わいやわらかな「悠久純米酒」をお楽しみ下さい。

(桜川市・西岡本店さん)1782年(天明2年)の創業以来約230年、筑波山の伏流水と地元の厳選された米で醸した「花の井」は、味わい深い旨口酒としてご好評いただいております。

(郡山市・若関酒造さん)当社の酒造りは文久年間にさかのぼり、その後昭和36年に社名を現在のものに変更し、営業範囲を関東圏まで拡大して現在に至っております。阿武隈山系の湧き水を仕込み水に使い、淡麗な中にも含香・含み味のある酒造りを目指しています。

(福島県矢祭町・藤井酒造店さん)東京都葛飾区の「葛飾酒作り本舗」と当社のコラボ製品を出品します。葛飾区を代表する堀切菖蒲園から名前を取り、ラベルのデザインも二代歌川広重の「三十六花撰 東京堀切菖蒲園」をモチーフにしています。

(会津若松市・花春酒造さん)「会津の良さは酒の良さ」をキャッチフレーズにお酒を造って290年。人々の心に花のような明るさと春のような和やかさを取りもどしましょう。

(会津若松市・辰泉酒造さん)今こそ日本酒再発見のとき!旨い料理と旨い酒で笑顔を増やしましょう。

(会津若松市・山口合名会社さん)創業は1649年で、会津藩の歴史とともに歩む。昭和初期には全国清酒品評会で日本一になっています。蔵自体は小さくても良質な酒造りをモットーに造りを行っており、特に辛口・純米・純米吟醸が好評です。

(本宮市・大天狗酒造さん)弊社の創業は明治5年。福島県のほぼ中央に位置する本宮市にあり、伝統を味を醸し出しております。「みずいろのまちもとみや純米酒」は、ふくらみのある芳醇な香りが心地よい、やや辛口のお酒です。クリーム料理等と相性がとても良いです。

(郡山市・笹の川酒造さん)1765年(明和2年)の創業以来、酒一筋に歩んでまいりました。今回の震災では軽微とは言えない被災がありましたが、お料理とともに、ながく楽しんでいただける酒を目指して頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(喜多方市・笹正宗酒造さん)笹正宗は初代(1818年、文政元年)の頃より品質第一主義を頑固に守り続け、現在も手造りの良さを残し、米・水・気候全てに恵まれた立地を最大限に生かした、独自の酒造りに取り組んでいます。

(田村市・玄葉本店さん)福島県のお酒、よろしくお願いいたします。

(白河市・大谷忠吉本店さん)土蔵壁の崩落ひどく修繕ままならぬ状況ですが、タンクに眠る酒は無事です。地元消費がメインの小さな蔵ですが、この機会に是非多くの方に味わって頂きたいと考えています。

(南会津町・会津酒造さん)東北、特に福島は風評被害の多い地区ですが、負けずに頑張りたいので応援よろしくお願いします!

追伸

 義捐金込み価格の仙台牛メニューを提供してまいりましたが、昨日、めでたく完売いたしました。ご注文いただいた皆様に御礼申し上げます。収益は被災地に贈ります。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて433連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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新しいキャッチフレーズ

 GW連休後半の浅草は、久しぶりの賑わいを見せました。

 JTBさんのアンケートなどでも「日帰りできる、近場で過ごす」という回答の人が多かったので、予想はしていましたが、ここまでの人出があるとは予想以上でした。

 賑わったといっても、勿論、日本経済が復活したハズもありません。今この瞬間も、東京からお客様が来なくて辛い思いをされている、地方の旅館の方・ホテルの方がおいでと思うと心苦しいです。しかし、この人出が、我々にとって、いっときの慈雨であったことは申すまでもありません。

 こういう場合、困りますのは料理屋にとっての慈雨というヤツは、全て人間の形をしてることです。そう、お客様のお相手をシッカリやらないと、慈雨も慈雨にならないわけです。弊店の場合、震災不景気に対応して、スタッフの人数を絞り込んでいた所への慈雨でしたので、タイヘンでした。

 例えば館内清掃の一部を外部業者に委託していたのを、自分達でやるように変更しました。当然、朝からひと働きして、その後で⇒お客様相手の営業となります。楽ではないですね。

 洗い場も統合しました。地下1階にカジュアルなレストラン「ちんや亭」というのを持っていて、そこにも独立の洗い場があって専属のパートさんがいましたが、その洗い場を廃止にしました。すき焼き「ちんや」の洗い場へリフトで洗い物を揚げて、集中的に作業するようにしました。

 その専属のパートさんには定年を3ヶ月繰り上げて上がってもらいました。「ちんや亭」の営業は昼時だけですので、それをなんとか・かんとか「ちんや」の夜の営業が忙しくなる前に洗ってしまおう、という計画です。これも勿論、楽ではないですね。

 今回のGW連休は、そういう人員配置の変更=平たく言えばリストラをした上で迎えました。だからハードだったことは申すまでもありません。しかし御蔭様で、さしたるトラブルもなく、業務に破綻をきたすこともなく、無事営業を終えました。本当に有り難いことです。

 だから、後の世になって「ちんや」の歴史を振り返る機会があったら、今のこの時期は必ず記録に残されるべき時期だと思います。社史というのは、えてして会社が成長した時に偏って書かれがちですが、「ちんや」においては、そうあってはならないと思っています。

 今、この厳しい時を支えてくれた、スタッフ〜中には転んで足を挫いたのに包帯で固めて出勤してきた者もいました〜こうしたスタッフの名前全員が記録されないといけません。

「ちんや」だけでなく、すべての店・すべての会社で、今この時を支えている人は全員、それをやり遂げれば、後で歴史に残る、という名誉を与えられるべき人達です。

 新しいキャッチフレーズを思いつきました。

 歴史に残るぜ、オレ達!

追伸①

 「青森・岩手・宮城・福島・茨城五県蔵元連合試飲会@浅草in三社祭が開催できない、その日に開催!」の、蔵元さんからの出品の申込締切日は5/2でしたが、一部から延長要請がありましたので、5/6までのばしました。よろしくお願いします。

追伸②

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて432連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

震災後の東京人

 GW連休後半の浅草は、久しぶりの賑わいを見せています。

 で、今年の特徴が1点。標準語の人=東京人が多いですね、今年は。例年GW連休に東京人は海外や温泉に出かけますから、浅草には方言を話す方が多いです。しかし今年は違いました。

 JTBさんのアンケートなどでも「日帰りできる、近場で過ごす」という回答の方が多かったので、予想はしていましたが、ここまでの人出があるとは予想以上でした。

 有り難い反面、今この瞬間もお客様が少なくて辛い思いをされている、地方の旅館の方・ホテルの方がおいでと思うと心苦しいです。

 ところで、つかぬ事をうかがいますが、

 浅草は東京ですか。浅草は江戸ですか。

⇒はい、正解を申し上げます。

① 浅草は東京です。最初から東京です。明治新政府が江戸という呼び名を廃止して東京と命名した時から、浅草は東京の一部でした。

②では浅草が最初から江戸だったかと言うと、違います。太田道灌が日比谷に城を築き始めた時、その場所と浅草の間には、湿地帯があって市街地が続いていたわけではありません。途中、寂しい辺りを通らないと浅草へは行けませんでした。

 そもそも浅草は江戸城とは成り立ちが違うのです。

 浅草の成り立ちはハッキリしませんが、奈良時代に集落があったのは確実らしく、もちろん太田道灌より遥か昔のことです。太古の昔は浅草辺りが、隅田川が海に注ぐ河口で、浅草は周囲より少し小高かったので、港が出来ていたようです。その港の近くに浅草寺が建立されたわけです。

 そうです、浅草はそもそも港町だったのです。ご存じでしたか?!

 さて徳川家康が江戸にやってきた時も、まだ江戸と浅草は完全には連続していませんでした。

 江戸が浅草を吸収する直接のキッカケは、米蔵の建設です。武士の給料は米でしたから、米蔵が必要です。そこで江戸幕府は1620年(元和6年)に、現在の蔵前や駒形辺りに「浅草米蔵」の建設を始めました。蔵前や駒形というのは、浅草のすぐ南方です。これをキッカケに江戸と浅草の間の往来が激しくなり、街道ぞいが市街地化したと考えられています。

 その後のことですが、浅草の街の性格を決定的にしたのは、吉原と歌舞伎の移転です。

 まず1657年(明暦3年)に日本橋葺屋町(現在の中央区)にあった遊廓・吉原が浅草北方の千束に移されました。しばらくして1842年(天保13年)に、その吉原の手前の浅草7丁目に「中村座」「市村座」「河原崎座」の江戸歌舞伎三座が移転してきました。

 現在皆さんがイメージしている、浅草=江戸の盛り場という状況が完璧に成立したのは、この頃と言って良いと思います。

 当事の奉公人は、泊りがけで奉公先を休むことを、めったに許されませんでしたから、日帰りで行ける楽しい所=浅草へ出かけるのが御約束でした。浅草が賑わったのは、浅草が江戸からすぐ近くで、しかし、いっとき江戸の奉公先のことを忘れられる、そういう土地柄だったからです。

 そして、それから350年。震災後の江戸っ子あらため東京人は、余震や原発が心配だからと泊りがけで奉公先を留守にすることを諦めたようです。だから日帰りで行ける、楽しい所=浅草へ出かけて見えたのでしょう。

 有り難い反面、今、この瞬間もお客様が少なくて辛い思いをされている方がおいでです。その方々が失業すれば、やがて日本経済全体が沈むこと、間違いありません。

 浅草人は、今の景況が自分の実力などと決して思ってはならず、もし儲けが出たのなら、懐に貯めてはいけません。

 5/3にこのブログで紹介した、二本松市の檜物屋酒造店さんからの、メッセージを再度掲載します。

「有り難うございます。皆様方の心からの応援に深く感謝申し上げます。東北福島の素晴らしい自然の恵みから育まれた、おいしいお酒を皆様にお届けします。私達は頑張ります。日本は一つ、東北は一つ、福島は一つ。絶対に負けません。」

 日本は一つ、と浅草からも申し上げたいと思います。

追伸①

 「青森・岩手・宮城・福島・茨城五県蔵元連合試飲会@浅草in三社祭が開催できない、その日に開催!」の、蔵元さんからの出品の申込締切日は5/2でしたが、一部から延長要請がありましたので、5/6までのばしました。よろしくお願いします。

追伸②

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて431連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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熱いメッセージ③

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

という酒の試飲会の実行委員長をしております。

 出品して下さる蔵元さんからどんどん届く、申込書には熱いメッセージが書かれています。当日の参加者だけに見せるのは、もったいないので、弊ブログに転載しています。4/30と昨日もここで紹介しましたが、本日は3回目です。

(喜多方市・夢心酒造さん)いつまでも福島県を応援して下さい。

(猪苗代町・稲川酒造店さん)当社は嘉永元年(1847年)創業以来、品質第一の伝統を頑固に守り続けております。発送いたします商品は、ふくしまの恵が育んだ「福島県ブランド認定産品」です。「純米吟醸無ろ過原酒 七重郎」、爽やかな香りとしっかりした旨味が特徴です。

(結城市・㈱武勇さん)連合試飲会@浅草開催に感謝いたします。ニッポンの食文化Sakeを、元気につなげていただけると幸いです。日本酒で日本を、浅草を元気にしてきましょう。

(潮来市・愛友酒造さん)茨城も少なからず被害を受け、一時は途方にくれましたが、元気を取り戻し、社員一丸となってがんばって居ります。浅草の粋なお取りはからいに感謝です。

(常陸太田市・井坂酒造店さん)飲んでうまい酒をモットーに酒造りをしています。味のある日本酒を少しでも多くの方々に飲んで頂きたいと願っております。

(水戸市・吉久保酒造さん)「一品」は、いばらきの風土にどっしりと根をおろした清酒です。選ばれた米を磨き、良質の水を使い、良き杜氏にめぐまれて、量をおさえ、ていねいに造り、絶妙な風合いの中に豊かな味わいを引き出した酒です。辛口を辛さではなく、美味(うま)さに感じさせる、芳醇な酒です。

(茨城県境町・萩原酒造さん)境町は利根川流域の恵まれた水利を活かして、室町時代から交通の要所として栄えました。当社は創業安政2年(1855年)。初代・藤右衛門から150余年の歴史を刻み、現在で六代目。中国の「興至れば酒を酌み、興さめればそれを補う人生の哀歓とともに酒ありて、それを酒徳という」から「徳正宗」と命名いたしました。

(古河市・青木酒造さん)五県の蔵を応援していただきまして、大変ありがとうございます。震災・風評被害に負けずがんばりたいと思います。

(日立市・森島酒造さん)日立市北部の海岸街で醸す、創業1869年の造り酒屋です。4代目社長と近代日本画の巨匠・横山大観先生は深い交友があり、終生ご愛飲下さいました。ブランド「大観」は先生による命名です。ラベル等のロゴも先生の手による揮毫を印刷したものです。

(笠間市・須藤本家さん)「酒・米・土・水・木」を家訓とし、自然の循環系リサイクルの中で酒造りを行っています。この度の大震災では樹齢800年来の木々に助けられ、瓦は5棟程の葺き等で大変ですが、軽微な方だと思います。これから日本の復興、日本酒の復興に努めていく所存です。何卒、御支援の程、お願い申し上げます。

(石岡市・石岡酒造さん)永年培われた技術を駆使し高品質で安心・安全な製品を皆様にお届けするため、検査合格米だけを全量自家精米し、すべて自社醸造を行い、最高の製品を最良の状態で皆様にお届けすべく心がけております。又、昨年より社員による米造りも行っています。

(石岡市・白菊酒造さん)当社は文化2年(1805年)創業の造り酒屋です。今回の商品は、大吟醸と純米吟醸を出品いたしました。大吟醸は香り高いフルーテイーな吟醸香と軽やかな味わいが楽しめます。純米吟醸は吟醸の香りとスッキリした味の調和がとれた商品です。

 一応5/2が、蔵元さんからの出品申し込みの締め切り日だったのですが、宮城・福島の方から、5/6まで申し込みを伸ばして欲しい、という要請があり、お請けしました。こういう状況ですし、急にお声かけしましたし、GW連休ですし、5/6なら事務的にもギリギリ間に合わせられそうですので、そうした次第です。

 現在44蔵からご出品いただくことが決まりましたが、最終的には50蔵ほどになろうかと思います。永い歴史を刻んできた蔵元さんばかりです。

 この全ての蔵元さんが、今回の災害を乗り越えて下さることを念願します。

  守ろう東北のSake!

  示そうニッポンの絆!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて430連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

 

 

熱いメッセージ②

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆! 

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

 という酒の試飲会の実行委員長をしております。

  出品して下さる蔵元さんからどんどん届く、申込書には熱いメッセージが書かれています。当日の参加者だけに見せるのは、もったいないので、弊ブログに転載しています。4/30にもここで紹介しましたが、本日は続篇です。

 (二本松市・檜物屋酒造店さん)有り難うございます。皆様方の心からの応援に深く感謝申し上げます。東北福島の素晴らしい自然の恵みから育まれた、おいしいお酒を皆様にお届けします。私達は頑張ります。日本は一つ、東北は一つ、福島は一つ。絶対に負けません。

 (二本松市・奥の松酒造さん)福島は震災・原発・風評被害と厳しい環境が続いておりますが、弊社としては安全で高品質な商品をお届けできるよう日々考えております。日本酒で東北を、日本を盛り立てて行きたいと思います。

 (会津若松市・末廣酒造さん)創業は1850年(嘉永3年)です。風評被害にも負けず頑張っています。皆様のご支援宜しくお願いいたします。

 (会津坂下町・曙酒造さん)皆様の暖かい心にふれて感動しております。曙酒造は福島県会津坂下町にて年間500石を醸す小さな蔵です。原料米など地元にこだわり蔵人とともに心に残る旨い日本酒を目指し進化してまいります。復興へ向けて出来る事から少しずつ暖かい心を届けたいと想います。

 (国見町・国見町ふるさと工房さん)太陽の恵みをいっぱいに受け、手間を惜しまず情熱を注いで育てられた、果物王国・福島県国見町産の完熟桃「あかつき」を使用した、さわやかな甘さと、豊かな香りのフルーツワインです。

 (大崎市・㈱一ノ蔵さん)長く大きな揺れで商品は瞬く間に崩れ落ち、倉庫は酒と破瓶の地獄と化しました。「一日も早く酒を醸したい」全社員が心の拠り所にして復旧に取り掛かりました。途中くじけそうになった時には、皆様の励ましが後押しとなり、頑張ってこられました。

 (黒川郡富谷町・内ヶ崎酒造店さん)当社は寛文元年(1661年)以来350年休むことなく酒造りを続けている、宮城県内で最も古い酒蔵です。南部杜氏が伝統的な寒造りで丁寧に醸す酒は、すっきりした中にも米の味わいのある上質な酒です。

 (鯵ヶ沢町・尾崎酒造さん)キレのあるキリっとした飲み口をサンプル酒とします。当蔵は青森県内の西海岸に位置する小さな蔵ですが、手造りをモットーに、一つ一つの工程を丁寧に酒造りに励んでおります。復興支援に感謝致します。

 (盛岡市・菊の司酒造さん)全国からの応援により社員全員、元気に仕事をさせていただいております。岩手オリジナル酵母「ゆうこの想い」で醸した酒をご賞味下さい。

 (盛岡市・あさ開さん)南部杜氏の郷、岩手の御酒です。現代の名工・黄綬褒章受賞の南部杜氏・藤尾正彦が南部流伝承の寒仕込製法で毎年丁寧な酒造りを行っています。岩手のお米に拘り、仕込み水は環境省認定「平成の名水百選」に選出された「大慈清水」を使用しております。平成以降、全国新酒鑑評会19回連続入賞、内16回金賞受賞蔵。

 (北上市・喜久盛酒造さん)明治27年創業、岩手県北上市唯一の酒蔵・喜久盛酒造です。先の地震で蔵に大規模なダメージを蒙ってしまいましたが、幸いなことに従業員もお酒も無事でしたので、是非弊社の、震災を乗り越えたお酒を味わってみて下さい。

  メッセージ、まだまだありますが、今日はここまで。

  ちなみに、この「一言」欄は「120文字以内で」と指定しておいたにもかかわらず、大勢の方がそれを無視なさっています。

  行間に漲る闘志を感じとって、無事なのに凹んでいる、こちらが恥ずかしくなります。

  守ろう東北のSake!

  示そうニッポンの絆!

  負けられません、絶対に。

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて429連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

緊急避難

 食べ物は「地産地消」するのが理想形と言われており、私もそうだろう、と思っています。

 一方、今私が実行委員長をしている、

「五県蔵元連合試飲会@浅草」 については、東北・茨城の御酒を、東京の料理屋が仕入れるように仕向けるわけですから、その理想形からは遠のくものと言えます。

 でも、今は非常事態であって、東北方面の消費需要が大きく落ち込む状況ですから、緊急避難的に東京や関西方面の需要に頼るのは、致し方ないと考えます。

 手造り・家族経営の蔵元さんからも、既に多くの出品申し込みをいただいています。出品明細を見ても、パソコンが使われておらず、手書きのものがたくさんあります。普段は、納品先は少数なのだろう、と想像できます。

 致し方ない、と言い切れたのは、今回のことを、日本のスローフードに大変お詳しく、「食の街道を行く」の著者である、向笠千恵子先生が支援して下さることになった時です。 

 地酒に詳しいどころか、地酒に一生を捧げたような人と交流があるので、蔵元さんの数が寂しければ口説きましょう、と。有り難いです。

 その御蔭様もありまして、だんだん申し込みも増えてまいりました。5/2が蔵元さんからの申し込みの締切りですが、締切日を待たずに、寂しくはないところまで、増えています。

 後は、試飲者の数が適当な数で、かつ有力なバイヤーさんが来て下さるか。

 それと、プレス・リリースもして、少しはメデイアに知らせようと思っています。なにせ、三社祭を中止したことで、浅草は「凹む東京」の代表になった観があります。

 凹んでばかりはいないぜ、という辺りを、その三社の日にお示ししたいと存じます。

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて428連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。