会計
料飲三田会の会計職をおおせつかりました。
料飲三田会というのは、慶応大学を出て料理屋を経営している人たちのグループで、60人ほどの、こじんまりとした会ですが、会員の顔ぶれはこじんまりとしておらず、東京でも良く知られた店をやっておられる方がズラリと並んでおいでです。その会の会計職をおおせつかりました。
この仕事は高度の頭脳が必要という仕事では、勿論ありませんが、やはり丁寧にやらないといけません。
まず最初の難関は領収書です。
だいたい、領収書ってなんで、あんなにハンコが必要なんでしょう。
領収金額を回転ハンコで、領収書本体と耳の2箇所押します。それから・・・
日付をやはり回転ハンコで、領収書本体と耳の2箇所押します。続いて・・・
ただしの種類もハンコ。例会費なのか、年会費なのか、そういうハンコが既に出来ていて、またまた領収書本体と耳の2箇所押します。それからそれから・・・
会計の職名を領収書本体の右下に押します。「料飲三田会 会計 住吉史彦」!そしてさらに・・・
自分の名前のハンコを2回押します。職名にかぶせて「住吉」!!領収書本体と耳のミシン目に割り印で「住吉」!!!
次なる難関は会社名の記入です。
勿論、私は会員全員のご芳名と会社名を暗記していますが、しかし一字一句間違わずに書くとなると、それはまた別問題です。
「しま」だって「嶋」と「島」がありますし、「いとう」だって「伊藤」と「伊東」がありますよね。
それらを名簿と照らしあわせつつ記入して、やっと終了です・・・領収書1枚が。
・・・この領収書を、おおよそ50枚ほど書く必要があります。
せっかく書いたのに、当日その本人がキャンセルしたりすると、それは怒り心頭に発します。
この仕事、本当に向いているのかなあ、私に。
とぼやいていると、やはり会員で、向島で料亭をやっているAY子女史が、
「あら、住吉さんのこと、真面目な人だと思ってる人は多いわよ」
げげ、まずいなあ、それ。
追伸
五県蔵元連合試飲会@浅草の試飲参加申し込みは、本日中(=本日深夜まで)に延長しました。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて445連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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