商いとはなんでしょうか
「二条彪の特選教訓集 みんなで学ぶ 成功の心得No8 お客様への心得」という御本を毎週月曜日の、弊店の朝礼で輪読しています。
先日は項目No17「商いは、手に入らないものを手に渡すこと」を読みました。
この回は、次のような文で始まります・・・
「商いとはなんでしょうか。
お客様がほしいなぁ〜と思うもの、いいなぁ〜と思うものをご用意することです。」
その原点を忘れて「今月はいくら売るぞ!」と力みかえるのは、売り手の論理であって、お客様に失礼ですよね、よく考えたら。
しかし、そういう社長さんが多いのが実態でしょう。
会議や朝礼で社員にノルマを課すことが、経営者の仕事を考えている社長さんは多いと思いますが、お客様が「ほしいなぁ〜」と思っていない商品やサービスを売りつけるのは難しく、実行すれば苦行にしかなりません。
会議をするにしても、お客様が「さらにいいなぁ〜と思う商品やサービスはなんだろうか?」と考える会議にすれば、会議の内容が劇的に変わります。内容が変わるだけでなく、雰囲気も変わります。
弊社も是非そうありたい、と思います。
でも、ここで難点が一つ。それは弊社が技術的に出来ることが「すき焼き」に限定されることです。だから、利便性の面でお客様に「いいなぁ〜」と思わせるのは、ほぼムリです。
つまり「パックを開けたら、すぐ食べれるすき焼き」はムリですね。そういう方向を避けて考えないといけませんから、「さらにいいなぁ〜」を考え付くのはカンタンではないです。
もちろん、それでも考えますよ。
ただ今考え中なのは「父の日に父を泣かせる、すき焼き」
請う、御期待。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて451連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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