生意気発言
たまに、ムショーに生意気発言をしたくなる時があって、人様にご迷惑をおかけすることがあります。ごくたまになのですが、そういうことがあります。
先日、とある地元経済団体の会合によばれた時、それが出ました、久しぶりに。
その日は「本年度の活動計画を審議するので出席せよ」ということだったと思います。出てみると、私がメンバーの中で最年少。ほとんどの出席者は所謂、地元の「お歴々」でした。
で、配布された、今年の活動計画の書類を見て、私はガッカリ。もう、帰ろうか、と思いました。
その会議は、地震から一ヶ月の頃だったので、当然、震災対応のことが列挙されていたのですが、項目を良く読んでいくと・・・
政府に対して○○対策を要望する、とか
(その団体の)本部に対して××対策を要望する、とか・・・
そういう項目がずらりと並んでいて、なにしろ自分達が、この大震災という状況の中で何をしようとするのか、そういう主体性が見えない書類と感じました。さらに言えば書類の行間から、ハートが感じられない、心意気というものが感じられなかったのです。
震災で受けた傷口に処置をすることは、勿論大事ですが、その処置の間にも浮上のキッカケを造らなければ、日本経済本体が弱っていってしまいます。それでは、どうにもなりません。
ガッカリですね。残念ですな、このペーパー。私、もう帰ろうか、と思ってる所です・・・
というようなことをたまに、会議の場でドカーンと言ってしまうので、私は出世ということをしません。
でも別に出世しなくても嬉しいことはあります。
その会議の上座で、私の発言を苦い顔で聞いておられた、「お歴々」の内のお二人が、私が実行委員長をしている、五県蔵元連合試飲会@浅草に参加して下さることになりました。しかも御店の従業員さんを率いて参加して下さいます。
さらに、その団体の事務局長さんも参加して下さることになりました。
嬉しいです。有り難いです。
こうでなくてはいけません、浅草は。
二十年後に、私が後輩に対して、同じような度量を見せられるか、わかりません。
今は、生意気を言わせていただける環境に、感謝です。
追伸
5/11に私がTV番組「ヒルナンデス」に出たようです。でも放送時間を事前に知らされなかったので、録画し損ねました。とっていた方がいらしたら、お知らせいたただけると、有り難いです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて440連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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