緊急避難
食べ物は「地産地消」するのが理想形と言われており、私もそうだろう、と思っています。
一方、今私が実行委員長をしている、
「五県蔵元連合試飲会@浅草」 については、東北・茨城の御酒を、東京の料理屋が仕入れるように仕向けるわけですから、その理想形からは遠のくものと言えます。
でも、今は非常事態であって、東北方面の消費需要が大きく落ち込む状況ですから、緊急避難的に東京や関西方面の需要に頼るのは、致し方ないと考えます。
手造り・家族経営の蔵元さんからも、既に多くの出品申し込みをいただいています。出品明細を見ても、パソコンが使われておらず、手書きのものがたくさんあります。普段は、納品先は少数なのだろう、と想像できます。
致し方ない、と言い切れたのは、今回のことを、日本のスローフードに大変お詳しく、「食の街道を行く」の著者である、向笠千恵子先生が支援して下さることになった時です。
地酒に詳しいどころか、地酒に一生を捧げたような人と交流があるので、蔵元さんの数が寂しければ口説きましょう、と。有り難いです。
その御蔭様もありまして、だんだん申し込みも増えてまいりました。5/2が蔵元さんからの申し込みの締切りですが、締切日を待たずに、寂しくはないところまで、増えています。
後は、試飲者の数が適当な数で、かつ有力なバイヤーさんが来て下さるか。
それと、プレス・リリースもして、少しはメデイアに知らせようと思っています。なにせ、三社祭を中止したことで、浅草は「凹む東京」の代表になった観があります。
凹んでばかりはいないぜ、という辺りを、その三社の日にお示ししたいと存じます。
守ろう、東北のSake!
示そう、ニッポンの絆!
追伸
仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。
その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。
在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。
なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて428連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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