冬の「変わりザク」

 ただ今は忘年会シーズンの最盛期です。お約束の備後ゲームいや、ビンゴゲームが夜毎繰り広げられています。

 でも当たった方の絶叫の仕方が、昔と違いますね。

「あざーす!」「あざーす!」「あざーす!」(=「有り難うございます」の意)

 さて、そんな中ですが、「変わりザク」を変えました。今回は、

 巻き湯葉、ゴボウ、黒こんにゃく の3種盛り合わせです。

 定番のザクに加えて、冬の季節感たっぷりの、こうした具材もお召し上がりいただいています。

・巻湯葉は、築地の老舗専門店「角山本店」謹製。

・ゴボウは、赤土で有名な芹沢ゴボウ(茨城県行方市)

・こんにゃくは、群馬県甘楽郡産

 湯葉は生ですが、ゴボウと こんにゃくは一度下茹でしてあります。湯葉には、割下が良くしみ込むと思います。ゴボウ・こんにゃくは食感をお楽しみいただけると思います。

 この「変わりザク」は、21年7月の第3回「すきや連」(浅草今半さんで開催)の時に、カメラマンのカワイさんという方から提案していただいたメニューです。カワイさんは、素人すき焼き愛好家であって、向笠千恵子先生の「すき焼き通」(平凡社新書)の第9章に実名で登場する方ですが、「すきや連」にも毎回参加して下さる方です。

 その方が「専門店のすき焼き屋さんで、季節の「旬のすき焼き」メニューで、思いっきり季節を感じながら食べられても良いのではと思います。」と提案されました。

 これをキッカケに、21年の秋に始めたメニューが「変わりザク」です。そうです、「変わりザク」は「すきや連」からはじまった、新メニューなのです。

 その秋バージョンが好評だったので、季節ごとに内容を変えて、2回目の冬になりました。

 ♪北国の旅の空〜流れる雲はるか〜時に人恋しく〜♪

 え? まだ一次会? 歌うのは早いぞって?

 そいつはウッカリしました。

追伸

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 Twitterを使って楽しみながらチャリテイーに参加できる、歴史上最初のイベントです、たぶん。

 是非ご応募下さい!

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 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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病み上がり

 東京も急に寒くなりまして、風邪をひかれる方が増えているようです。さて、

 二ヶ月ほど前だったと思いますが、知人で剣道をなさっている、K子女史が剣道の御師匠さんと一緒に来店されました。その御師匠さんが病気をされて回復されたので、快気祝ということでした。

 それから、一ヶ月ほどして、今度はその御師匠さんの方が、別の御弟子さんで、やはり病気をされた方の快気祝をしたい、ということで予約が入り、来店されました。

 たしかに病後の滋養のため、牛肉を食べるのは悪いハズがありません。でも病気で消化力が落ちた方に、肉はモタレてしまうこともあると思います。そういう場合、「ちんや」のモタレない肉を是非、召し上がっていただきたいと思います。

 「ちんや」の肉は、充分熟成させてありますので、その間にタンパク質がアミノ酸に変わっています。だから消化しやすくモタレません。病後の食事には適当だと思います。

  是非、召し上がっていただいて、健康を取り戻していただきたいですね。

 と、思っていると、今度は先週末の話しですが、お顔の色が優れない、年配のお客様がご家族と一緒に来店されました。聞けば、病院を退院して、即弊店へ直行して来られたとか。

 拝見すると、とてもベストのご体調とは言えない感じです。そ、それって快気祝というよりは、病み上がりっていうことですよね。

 気持ちとしては有り難いですが、うーん、大丈夫なんだろうか・・・

と、思っていると、1時間20分ほどで食事を済まされて帰って行かれました。

 そうですよ、そういう時は、やはり御自宅へ戻られた方がいいですよ。

 商売としても、「快気祝」にご利用下さい!と宣伝しやすいけど、「病み上がりにどうぞ!」とは宣伝しにくいですよね。

 皆さん、ご自愛下さい。

 あ、そうそう、忘年会で胃腸がグロッキーの皆さんも。

追伸

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作家の食と酒と

 食に造詣の深い重金敦之先生から、新刊本「作家の食と酒と」をお送りいただきました。

 先生は朝日新聞社に入社、「週間朝日」編集部在籍時に、池波正太郎・松本清張・渡辺淳一といった作家を担当され、その後文芸ジャーナリストとして執筆活動をされています。

 以前「三田評論」の3人対談のコーナーでウチの父と対談していただいた方です。

 さて、その重金先生の今回の御本ですが、長年の交友で見聞きした、作家と食の、さまざまな場面が次々に紹介されていて魅力的です。山口瞳の話しなど久しぶりに読み、とても懐かしく思いました。

 その後についている、日記風のコラム「食と酒と読書の日々」も面白く、またこのコーナーの見出しが、ウイットとパンチが効いていて流石です。例えば、

 「これから食べる料理をケータイで撮る文化」

 「デジタル万引(デジ万)は書店の敵」

 「金を払わず、ケータイを充電する風習」

 「帽子を取らない若者が増えてきた」

 「目からウロコ」が乱用されている」

 「そば屋で酒を粋に飲むのには年期がいる」

 うーん、時に洒脱、時に辛辣です。

 12/10「左右社」より刊行予定。

追伸

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心意気

 12/7に東京商工会議所台東支部の「したまち台東もてなし向上委員会」に出席しました。

 この委員会の活動は3年目でして、1年目には「台東区おもてなしハンドブック」を作成、2年目には「ぶらり下町ミニラック」を作成しました。「ミニラック」というのは、観光情報を掲載したパンフレットなどを入れるもので、区内の事業所に設置させていただきました。

 そして、いよいよ3年目は「台東区の観光力向上」に取り組みます。ここが本丸と言って良いでしょう。

 この、「観光力」という単語がヘンなことは承知しています。観光客が観光する能力を言っているわけではなく、台東区が観光客を受け入れる能力のことを言いたいわけです、勿論。

 それも旅館とか飲食店とか、従来から観光客の受け入れに慣れている人達のレベルをUPするだけではなく、普通の会社や工場つまり観光客の受け入れにまったく慣れていない方にこそ、参加していただきます。

 この「観光客の受け入れにまったく慣れていない方」が、とても重要なのです。台東区には、いろいろな地場産業がありますが、業態としては工場であったり、卸売り専門だったりして、観光客対応はおろか、小売さえしていない所がたくさんあります。

 でも今時の観光客は、そういう所を観に行きたいのです。ものづくりの現場に接したい、というのが、皆さんの欲求です。それは築地の競り場に観光客が殺到しているのと同じことです。

 だから、そうした工場の職人さんが、突然やって来る、観光客の対応をしてくれるようになるのが理想です。また、そうした工場は、たいてい便利とは言いがたい場所に立地していますから、観光客は道に迷うでしょう。その迷子を、周りの会社の人が親切に道案内しないといけません。

 そうした区民によるサポートや、その間にできれば在って欲しい笑顔のことを「観光力」と表現します、我々は。

 工場の方や卸売り専門の方は、何百個・何千個単位の商談が普通ですから、1〜2個しか買わない人の相手をするのは、メンド臭いに違いありません。たぶん苦痛でしょう。

 でも、「オタクの工場を観たい!」と全国各地から、あるいは世界中からやって来る人がいたら、1個しか買わない人でも、ひょっとしたら1個も買わないかもしれないけれど、それは、やっぱり親切にしようよ! 

 少なくとも「何しに来た?」みたいな眼つきはやめようよ! 

 それが心意気ってもんじゃあないですか。

=これが、この委員会の発信するメッセージです。

 奇しくも、「心意気」がスピーチの決めゼリフで、これまでこの委員会の担当だったO先輩が、この11月から台東支部のトップに就任されました。

 商工会議所なのに「心意気」を掲げるとは・・・粋でしょう、台東区!

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ガイドの花道

 大勢様にガイドさんが付いて見えることがあります。少人数でも、外国のお金持ちの場合、ガイドさんが付いて見えることがあります。

 ガイドさんはガイドするのが職業なのですが、ガイドさんが付いているせいで、かえってお客様が迷子になったりすることがあります。どこで迷子になるかと言うと、「ちんや」の店内で迷子になるのです。

 どういう時に迷子になるか、と申しますと、やはり店の忙しい時です。そういう時は、入店されたお客様には、いったん玄関の応接にお掛けいただいて、順番で部屋へお通しすることがあります。エレベーターが1基しかないので、順番にお通ししようとするのですが、それが待ちきれないガイドさんがいます。

 下足番に「××様は何階ですか?」と聞いて、イキナリ自分だけでお客様をガイドしようと突進なさるガイドさんがおいでです。不案内な場所なんだから、大人しく順番を待って下されば良いのに、突進して行って、ちゃんと部屋へ辿りつけるわけがありません。

 結局迷子になられて厨房へ飛び込み、「××様はどこですか?」と聞いてこられます。

 厨房の人間が席のくわしい配置なんて知るわけないでしょ!

 もう一つガイドさんの行為で厄介なのは、オーダーの督促です。

 お客様のビール瓶が空になるたびに、部屋を飛び出し⇒ダッシュして⇒スタッフの詰め所に乱入し、「ビール一本お願いします!」と、相手構わず絶叫なさる方がいます。

 そのビール、本当にお客様は、一刻を争って御要り用なんですかねえ。そういうことは無いと思いますよ。むしろ、ご自分の立てた旅程が押していて、焦っておいでなんじゃあないですかね、本当のところは。

 詰め所のスタッフは、何か仕事をしていた所に乱入を受けますから、乱入の前にやっていた仕事をミスしがちです。あるいは、急かされてビールを運んでいった時に、粗相=机の上のグラスを倒してしまったりします。

 これは言い訳ではありません。統計的に多いのです。ガイドさんが絡んだ事故が。

 今、このブログをたまたま読んでいる、あなたがガイドを職業となさっている人で、なおかつ、

①「ちんや」店内で迷子になったことがある。

②「ちんや」係員に粗相をされたことがある。

 以上の2項目に該当している場合、あなたは、目先のジョブだけに振り回されている、「ヘルプどまりのガイドさん」ですな、ザンネンながら。 

 逆にお客様がセッカチで「ビールをはやく!」と叫んでいる時に、

「そう急いでお飲みになると御体に良くないですよ。まあ、ゆるゆる楽しみましょうよ!」などとたしなめることが御出来になるガイドさんなら、その方はナンバーワンになれるガイドさんです。

 「我こそナンバーワン」と思う方、立候補お待ちしてます。

 入れますよ、指名。ボトルだって開けちゃうかも。

 え? それは違う職業? 

  ブログ酔って書いてたからなあ、うーい、ひっく。

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横座り

 12/4に国際観光日本レストラン協会で旧知の、Nさんご夫妻が来店されました。Nさんは「神田仏蘭西料理聖橋亭」のオーナーさんです。

 食事終了後、Nさんが「店内を見物したい」と御所望でしたので、勿論喜んでご案内しました。するとNさん、流石はプロのレストラン・オーナーです、巻尺を持参されていて(!)、そこらを計り始めました。

 机や椅子の、大きさや高さを計られて、やがて、「ちんや」の机がさほど大きくないことに気づかれました。一般に老舗の、すき焼き屋さんの机は大きいことが多く、時にやたらとデカいことがありますが、それと比較して、どうも、「ちんや」の机が大きくないことに気づかれたようです。

 そうなんです、「ちんや」の机はさほど大きくなく、幅1200×奥行き700mmで、横に長いのです。

 机がタテヨコとも大きければ、たしかに大きい皿を置けるので、見栄えのする盛り付けができます。「ちんや」では、それができにくいので、豪華な盛り付けを目で楽しむことができにくいですね、ザンネンながら。

 でも、逆にすき焼きをする時、具が取り分けやすいです。これが、机が大きくないことの効用です。鍋から自分の分をとりやすいのは、もちろん、机の反対側に居る人へ、具を取り分けてあげることも容易です。

 老舗さんのデカイ机では、そうはいきません。立ち上がって、脇の筋肉がツるくらい手を伸ばさないと、反対側へは届きません。私の見知った範囲では、鍋1台に対して5人一組という御店や、6人一組という御店もありました。当然机はタテヨコとも大きく、向かいの人ははるか彼方です。

 机が大きいと、話しも遠いですよね。向かいの方が近い方が話しやすく、自然と座が盛り上がります。「宴会が盛り上がる」というのが、「ちんや」の机のセールスポイントです。

 一番お気の毒なのは、老舗さんのデカい机をお二人で利用するカップルです。本来6人で使う机を2人で使うわけですから、向かいの相手に声を届かせるには、怒鳴らないといけませんが、しかし内容的に色っぽい内容の時は、怒鳴れない場合があります。

 ある時、さる色っぽい女性に教えてもらったのですが、その御姐さん、そういう場合は、大きい机の片側に、バーカウンターの様に、男女二人で隣あって座るのだそうです。もちろん、その反対側は無人ですから、ものスゴく不自然な景色ですが、それがとても話しやすいのだそうです。

 この「横座り」の光景を見た、その御店の仲居さんは、さぞビックリしたでしょう。そして、

「この二人、大きい声で話しを出来ない二人なのかしら。イヤらしいわあ。」と思ったことでしょう。

 でも、違います。私から御教えしますが、そうではなくて、オタクの御店の机が大きすぎるのです、二人で使うには。

 そう言えば、ウチ夫婦もつきあっていた頃、とあるバーの4人掛けボックス席の片側に、隣あって「横座り」したものでした・・・今は昔・・・

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*「神田仏蘭西料理聖橋亭」さんについてはこちらです。

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席割り

 席割りは宴会幹事の最も重要な任務です。

 特に、すき焼きで宴会をする場合は、鍋を囲むので、普通の宴会より席割りに気を遣わないといけません。

 これをしくじると会が盛り上がらないのは当然ですから、幹事は会のメンバーの中で、どなたとどなたが親しいか把握した上、年齢、男女も加味して、上手く配置するのが任務です。

 さらに気を遣わないといけないのは、継続していく会です。一回で終わってしまう=次回が無い会、例えば結婚披露宴は、親しさ、年齢、男女を加味して上手く配置、で良いですが、継続してゆく会となると、そうは行きません。

 毎回親しい者同士がくっついているのは、あまり好ましくありませんから、会を重ねる内に適宜配置を変えて、メンバーを混ぜることも考えないといけません。

 ここが幹事の難しいところです。メンバーの中には「人みしり」の方がいらしたりしますから、混ぜると言っても強引なことはできません。「すきや連」では、私と向笠千恵子先生が、毎回入念に相談して席割りを決めています。完全指定席です。

 11/29に開催した、第7回「すきや連」の時も、そのようにさせていただきました。回を重ねる内に、皆さんが打ちとけてきていて、向笠先生を中心に環が出来つつあることを実感しています。

 逆に12/2に「ちんや」で開催された、台東三田会は「完全クジ引き制」でした。

 前回の台東三田会幹事会の時、私は用事があって早退したのですが、その時に相談してクジ引き制導入を決めたようです。自由席にしておくと、毎回親しい者同士ばかりがくっついてしまい好ましくありませんから、「今回は、混ぜる!」という方針に決したようです。

 で、やってみてですが、この方式は違和感を持つ人が、どうしてもいらしたようです。

 この地域の慶應卒業生の会である、台東三田会は若手から、先輩、大先輩、大々先輩まで、世代の違う方が属しています。新卒の青年から、昭和ヒトケタ生まれの方までおいでです。だから「混ぜる!」のが容易でありません。

 この内、年齢の比率では若手が最も少数派です。数が少ないので、私ですら若手に分類されていますが、その辺りのメンバーは、大先輩や大々先輩に取り囲まれてしまうと、宴会の最中緊張しっぱなしになります。そうした事態を避けようと、今回クジ引きをズルっ子する者まで出る始末でした。とほほ。

 また大々先輩の内の御二方が、最末席を当ててしまいました。クジ引きなので、あり得る結果ですが、これも困りますよね。

 たしかに、自由席にしておくと、毎回親しい者同士がくっついてしまい好ましくありませんから、「たまに、混ぜる!」という方針に異議はありません。でも「完全クジ引き制」は無理があったように思います。私も幹事の一人なわけですから、当日でも「先輩、それはやめましょうよ」と意見しておくべきだったな、と今は思っています。

 ベターなのは「完全クジ引き制」ではなく「世代ブロック別クジ引き制+幹事の分散配置」でしょうね。

 会場を若手ブロック、先輩ブロック、大先輩ブロックに3分し、クジ引きの箱も3つ用意して、それぞれのブロックの中でクジを引いてもらいます。

 そして幹事や元幹事だけは、逆にあえて自分の属するブロックのクジを引かずに、他のブロックに混ざってもらいます。先輩幹事は若手メンバーを親しく指導し、逆に若手幹事は先輩メンバーの御機嫌をとりむすんでもらいます。

 私は、女性メンバーの居る机が良いので、ズルっ子するかも・・・しれませんが。

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第七回「すきや連」寄せ書き②

 11/29に、「第七回すきや連」を、小伝馬町の老舗「伊勢重」さんで 開催しました。

 以下は、その時会場で皆さんに書いていただいた、寄せ書きです。お読みいただくと、会場の雰囲気がわかります。

 49名様と大勢なので、2日に渡ってUPしていまして、今日はその2日目です。どうぞ、ご覧下さい。

・堪能堪能 お肉と一緒に皆の笑顔を堪能した(坂田甚内)

・鉄鍋に思いを寄せる師走かな(鈴木直登)

・歴史・風格を感じるすき焼でした。(吉澤直樹)

・日本の味伝統の味を堪能させて頂きました。(吉澤裕介)

・小さい頃すき焼といえば鶏肉でした。(加藤政義)

・主役を盛り立ててくれる脇役あってこそ(桐山勝)

・スキヤキソングと共に世界へ(高村善雄)

・美味なすき焼きでございました。(湯浅康毅)

・すき焼きは食べても食べてもあきないよ(坂本敬子)

・すきやきは待てば待つほど美味くなる(三保達郎)

・肉良、炭火の風情良、すき焼は良いですね。(尾崎仁)

・すき焼きは奥が深い。これからもっと勉強する楽しみができました。

(竹地里加子)

・(伊勢重で)馬喰町ですき焼食し馬(うま)かった(加藤英子)

・素材は「すき焼き」のため、「すき焼き」は素材のために。one for all, all for one(高橋司)

・すきやきありがとう(和田政司)

・しもにたのねぎごととどけ鍋までとどけ(ねぎごと=願いごと)

(小金沢章文)

・肉も野菜も(ネギ以外)そろっています。下仁田ネギ待ちです。

(藤井紀美江)

・すき焼きで町おこし(静朋人)

・うしうしうしうまうしうしうしうっしっしひひーん(中江白志)

*11/29の「すきや連」については、このブログの12/1号をご覧下さい。

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 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。この寄せ書きもTwitterしようと思っています。

第七回「すきや連」寄せ書き①

 11/29に「第七回すきや連」を、日本橋小伝馬町の老舗「伊勢重」さんで 開催しました。

 以下は、その時会場で皆さんに書いていただいた、寄せ書きです。お読みいただくと、会場の雰囲気がわかります。

 49名様と大勢なので、2日に渡ってUPします。どうぞ、ご覧下さい。

・すき焼きや大願成就の宵なれば(向笠千恵子)

・すき焼も俳句も愛すべき伝統文化!(和田順子)

・日米中露すき焼き囲めば頬ゆるむ(蜂須賀祥介)

・すき焼きは日本の宝(中村雄昻)

・楽しくない時はスキヤキ 楽しい時もスキヤキ(柴田進吉)

・「伊勢重」さん、伊勢のご出身と聞いて身近に感じました。楽しみに来ました。ごちそうさま(松田武朗)

・すき焼き美味しい!大好きです!(宮台香惠)

・すき焼きの変わらぬ味をこれからも(上田健一郎)

・伊勢重さんのすきやきたのしみにしてました!(九鬼紋七)

・すき焼美味しすぎて食物連鎖の頂点に。(藤井正二)

・すきやきの縁を大切にしたいです。いつもありがとうございます。

(福本吉宗)

・隠岐と言えば「隠岐牛」と言えるようになりたい!(田仲寿夫)

・すき焼が若い人たちにもっと好きになってもらえるよう、知恵を出しあいましょう!(森脇政子)

・すき焼きが牛と知ったのは、社会人になってからです。(米増昭尚)

・最近の嬉しいこと:素人の鍋奉行には最適サイズの28cm「すき焼き鍋」を手に入れる。鍋になれる為と週一回のペースで「鍋」「腕」とも磨きがかかってきたように思い込んでいる。(川井秀晃)

・いつもありがとうございます。(梅田雄一)

・美味しい「すき焼き」体を気にせず毎日腹一杯食べたいな!(原田光祥)

・今の日本の食文化の基本のひとつがすき焼です!どんどん普及しましょう。(土居秀夫)

・夢に見る牛肉の料理はすき焼でした。(天井国康)

・冬到来!牛鍋の季節です。(荒井順子)

・伊勢重の明治の味に舌鼓(石橋伸介)

・すきやきがすきでたまらぬすきや連(藤森朗))

・炭かきて割下の香のたちこめん(鳥山渉)

・伊勢重の真価、手切りにあり(片平梨絵)

・新しいすき焼きを探す旅に(宮本尚樹)

*11/29の「すきや連」については、このブログの12/1号をご覧下さい。

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うちの会社

 「二条彪の特選教訓集 みんなで学ぶ 成功の心得No8 お客様への心得」という御本を毎週月曜日の、弊店の朝礼で輪読しています。11/29には、項目No4「うちの会社という言い方はやめよう」を読みました。

 内容は、タイトルの通り、うちの会社という言い方はやめて、「私は」「我々は」という言い方をしよう、という勧めです。

 その理由は、「うちの会社」という言い方は曖昧な言い方、特に責任の主体が曖昧な言い方だからです。これは、かなり頷けます。

 「うちの会社は〜〜なんですよ」と言う時は、たいてい、良くないニュアンスが伴いますね。しかも、その良くない点は変えられない、自分が変えてやろう、という気概は無い、という言外の意味を含んでいます。

 「〜なんですよ」の部分が明確な経営方針のことなら、まだ良いのですが、そうでもなく、歴代の2〜3人の担当者のクセが固定化していて、それを「うちの会社は〜〜なんですよ」と言っている場合も少なくないと思います。

 こういう雰囲気を変えるのに「我々は〜」という言い方にするは、たしかに大変良い考えと思います。

 ところで「ウチのヨメ」っていう言い方はどうなんでしょう。

 その良くない点は変えられない、自分が変えてやろう、という気概は無い、という言外の意味を含んでいます・・・ね。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて277日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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