作家の食と酒と

 食に造詣の深い重金敦之先生から、新刊本「作家の食と酒と」をお送りいただきました。

 先生は朝日新聞社に入社、「週間朝日」編集部在籍時に、池波正太郎・松本清張・渡辺淳一といった作家を担当され、その後文芸ジャーナリストとして執筆活動をされています。

 以前「三田評論」の3人対談のコーナーでウチの父と対談していただいた方です。

 さて、その重金先生の今回の御本ですが、長年の交友で見聞きした、作家と食の、さまざまな場面が次々に紹介されていて魅力的です。山口瞳の話しなど久しぶりに読み、とても懐かしく思いました。

 その後についている、日記風のコラム「食と酒と読書の日々」も面白く、またこのコーナーの見出しが、ウイットとパンチが効いていて流石です。例えば、

 「これから食べる料理をケータイで撮る文化」

 「デジタル万引(デジ万)は書店の敵」

 「金を払わず、ケータイを充電する風習」

 「帽子を取らない若者が増えてきた」

 「目からウロコ」が乱用されている」

 「そば屋で酒を粋に飲むのには年期がいる」

 うーん、時に洒脱、時に辛辣です。

 12/10「左右社」より刊行予定。

追伸

 <Twitterハード・ユーザー限定、今こそ宮崎牛を食べる会>の応募受付をいよいよ、12/12より開始します。是非ご応募下さい!

 詳しくは、このブログの11/27号をご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて284日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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