切腹最中

 大変申し訳ないことをしてしまいました。大失態と言って良いです。

 実は12/18(土)の午後、台東区の「環境MVP」の表彰式があり、弊社が表彰されることになっていたのですが、私はその式を欠席してしまいました。

 出席の返事を出していたのに、当日店を出られなくなってしまったのです。つまり、ドタキャンをしてしまったのです。

 12/18は浅草寺の「羽子板市」の中日で、ある程度の忙しさを予想してはいたのですが、ここ数年「羽子板市」の人出はさほどでなく、しかも土曜の夜はでなくて昼なので、店をぬけるのも可能と見込んでいたのですが、結局、申し訳ないことをしてしまいました。

 今年の変化として「東京歳の市羽子板商組合」さんのプロモーション方法が変わっていました。ポスターのデザインが一新し、また粗品をもらえるカードの配布を始めました。そのせいか、羽子板を持って「ちんや」へお越しになる方が多かったような気がします。

 でも、それは言い訳なので、この位にします。

 表彰式を準備してこられた、環境課の皆さんには、本当に面目がありません。当然、週明けの朝、謝罪に行くことにしました。

 そこで用意したのが、新橋田村町「新正堂」さんの「切腹最中」です。ご存知の方もおいでと思いますが、「切腹最中」という商品名の最中です。「切腹」は「忠臣蔵」に由来するらしいのですが、この際、そういうことはどうでも良いです。

 なにしろ、急いでお詫びしないといけないので、朝9時の「新正堂」さんの開店を待って購入し、台東区役所へ向かいました。

 それにしても、菓子という商品のベネフィットとして、「お詫び」を前面に出した、この御店のマーケテイング手法に、まんまと引っかかったことは、悔しいです、実に。しかし結局買わずにいられなかったのだから、こちらの負けですね、明らかに。

 御店のホームページに「お詫びの短冊をご用命下さいませ。」と書いてあるから、良く出来ています、この売り方。

 ともあれ、区役所環境課の皆さんには、大人の対応をしていただき、感謝しています。公務員の立場上、菓子は受け取りにくいらしく、辞退されていましたが、この程度の物が「利得」と看做されることもないと思いますので、置いて帰って来ました。 

 誠に申し訳ありませんでした。

 面目ありません。 

 重ねて御詫び申し上げます。

 ただいまより死んでお詫びを・・・

 追伸①

 「新正堂」さんでは「景気上昇最中」というのも売っていましたので、買いました。でも、これは人には贈りにくいですね。「オタクの会社、景気悪そうだけど頑張れよ」っていう感じがしますよね。

 で、ヨメと二人で食べました。

 何?最中を食べたってことは、死んでないのか?

 スミマセン、潔くなくて。

 追伸②

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おしなり君

 東京スカイツリーのすぐ近く、墨田区業平に、「ちんや」が精肉を卸売りしているレストラン「ベルーガ」さんがあります。歳末の御挨拶の時期ですので、先日の昼前、久しぶりに御店を訪問しました。

 押上駅から「ベルーガ」さんへ向かう業平通商店街は、ひと頃まったく活気がなく、閉まった店が目についたものですが、ツリー着工以来、俄然賑やかになってきました。「おしなり君の家」と称する店まで出来ています。

 「おしなり君」と申しますのは、押し売りと成り金が合体したキャラクター、では勿論なく、押上と業平が合体したキャラクターです。

 そのまんま過ぎるぞ、他に名前思いつかなかったのか、と思いつつ、

「ベルーガ」さんへたどりついたところ⇒「!」

 入り口に「本日満員」の札が。

 「おや、ご盛況ですね」とマスターに申し上げると、

 「スカイツリーの関連でテレビに出ましてね。でも、ランチばっかりで単価が下がっちゃって、くたびれ儲けですよ!」ということだそうな。

 「ベルーガ」さんは、もともとランチの値段が超良心的なのです。それが大きく採り上げられて人気に成っているようです。

 これは悪い話しでは、もちろんありませんが、ランチ時の盛況が夜の商売に簡単につながらないのが、日本のレストラン・ビジネスの問題点です。

 「夜の商売にあんまりつながらないんですよ」とマスターはぼやいておいででしたが、それは同業の皆さん共通の悩みです。

 私も、お客様の問い合わせに応対していて、繰り返しランチランチと言われてウンザリすることがあります。この方、夜も来て下さる方なのかなあ、と思ったりします、正直申して。

 それで、私はランチの値段を15年かけて225%値上げしてきました。今現在、昼夜の価格差は6.000円-4.700円=1.300円です。神田の「ぼたん」さんの昼夜同一価格には負けますが、こちらも意地を張っているところです。

 浅草も、今の業平と同様に、昼は賑わうものの、夜の人出の方は寂しい現状ですので、夜の値段を抑えつつ、逆に、昼にはもう少し皆さんに散財していただくように工夫しないといけません。

 スカイツリーが完成して、夜も点灯するようになれば、夜の商売も期待できるかもしれませんが、それまでは、何か工夫が要りますね。

 例えば、昼時に「ちんや」へ行くと「おしなり君」と握手できるとか・・・

追伸

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土産の応酬

 最近、学校の後輩が親父さんの後を継いで、薬局チェーンの社長に成り、早速取引銀行の幹部を弊店に招待しました。「接待の初陣」というわけですね。

 頑張れ、新米社長! と思っていると、お土産の応酬が始まりました。

 応酬と言いますのは、現在の東北地方を指す地名のこと、では勿論なく、招待側の新社長が、「ちんや」の佃煮を土産として、銀行に持たせるのに対して、銀行の側も、お返しに菓子を外から持ち込む、というやりとりのことを言います。

 こうしたやりとりは特段珍しいことではないのですが、多少の注意を要します。どこに、注意を要するか、と申しますと、お持ち込みの菓子をお預かりする時です。

 土産を部屋の中に置いてくと先方に見えてしまうので、裏で預かってくれ、とおっしゃることがあります。この時、そのお客様が正確に「○○社さんに接待されている、××銀行の者ですが・・・」と言って下されば、話しがすぐ見えるのですが、

 お客様によっては、「○○社さんの席の者ですが・・・」とか「△△の部屋の者ですが・・・」くらいしか言っていただけないことがあります。

 まあ、接待されていることを、あまり知られたくない気持ちはわからないでもありませんが、「○○社さんの席・・・」の「さん」を聞き落とすと全然意味が違ってしまいます。また、「△△の部屋の者ですが・・・」という言い方だけだと、さらに困ります。話しが正確に見えません。

 こういう言い方だと、その「△△の部屋の者」つまり銀行の方が土産を引き取りに見えた時、○○社さんから注文を受けていた「ちんや」の土産も一緒にお渡ししてしまいます。だって、「△△の部屋」の方ですからね。

 当然、引き取りに来た銀行の方は?と思い、「こっち(=菓子)は自分のだけど、こっち(=「ちんや」の佃煮)は頼んでないよ!」と言われるでしょう。

 さて、そう言われて混乱するのは、「ちんや」の方です。「頼んでないよ!」とうことは、「ご注文を間違って聞いていたのかしら!」と慌ててしまいますね。

 でも△△の部屋の○○社の方から、間違いなく、「ちんや」の土産のご注文は出ていて、まだ引き取りに見えていないだけなのです。

 ややこしいのは、このケースとは別のパターンで、招待側が、料理と「ちんや」の土産の他に、さらに外から何か土産を追加で持って来られることもあります。だから土産が2種類ということは、当然「土産の応酬」だな、と決め込むと違うこともあります。

 まあ、対策としては味気ないですが、番号札をお渡しする他ないでしょうね。

 と、いう次第で、この日のご接待は無事終了。ところで銀行はどこを使ってるんですか、と、その新社長に聞くと、

 私のキラいな、某メガバン!

 うーむ、彼の会社には親切なのか、あの銀行。土産まで持ってきて。

追伸①

 12/17〜12/19は、浅草寺の「羽子板市」です。お出かけを!

追伸②

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宇宙戦艦ヤマト、もう一つのハイライト

 12/16に台東区若手経営者サポートセミナー(二条彪ゼミ)の忘年会が「ちんや」で開催され、50人のゼミ生やゲストが参加して盛況でした。

 私は台彪会の会長として、また会場店の店主として皆さんの応接に、大忙しでした。

 この日のハイライトは、宴会の前の、「まるたけマンドチェロ・ミニコンサート」でした。二条先生がマンドチェロの演奏を披露して下さったのです。全5曲を演奏、アンコールに応えてさらに2曲弾いて下さいました。

 連日の講演でお忙しい中、この日のために準備をしてきて下さったことは、本当に有難いことです。

 お忙しい中我々のために練習をして下さった先生のために、実はこの日我々は、コンサートが終わったところで、総員起立⇒ヤマト式敬礼をする予定でした。

 先生が、最近のセミナーの中で、今公開中の映画「宇宙戦艦ヤマト」をしきりと褒めるので、それにあわせて、先生にはサプライズで起立敬礼を実行しようと計画していました。メンバーの「フダヤドットコム」G社長の発案です。

 そうしたら、なんと2曲目のアンコールの曲は「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌。私が良くカラオケで歌っている、♪さらば〜地球よ〜♪の、あの曲です。

 出来すぎと言える展開で盛り上がり、その後は弊店のすき焼きと、やはりメンバーのM保女史・Y美女史姉妹が経営する、三益酒店さんの銘酒をお楽しみいただきました。

 と、いうわけで、この日のハイライトは、マンドチェロで弾く「宇宙戦艦ヤマト」だったのですが、私には最後に予期せぬ、もう一つのハイライトがありました。

 宴もたけなわ、私の手〆で散会し、皆さんを送り出した後、私は忘れ物の点検をしていましたが、その時見つけた忘れ物こそが、もう一つハイライトだったのです。

 それは、メンバーの1人が持って来ていたセミナーのファイルでした。忘れ物の主は、忘年会の日なのに、セミナーに出るかのように、今までのレジュメを束ねたファイルを持って来ていたのです。

 しかも置かれていたのは、彼の席から離れた場所でした。彼は他のメンバーの席へ行き、びっしりと書き込みがされた、そのファイルを手に、経営について議論を戦わせていたのでしょう。

 さんざん酒を飲んだわけですから、忘れ物くらいは恥ずかしいことではありません。

 それよりも、その熱心さに頭が下がり、同時に彼の事務所のご盛業を確信した、師走の熱い夜でした。

追伸①

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八王子の壇払い②

 昨日このブログのアクセス解析をしておりましたら、今月に入って、「壇払い」「だんばらい」というキーワードで入って来られた方が多数いらっしゃることが分かりました。

 「壇払い」というのは、法事のお清めの食事のことなのですが、八王子や関東の一部では、東京区部では考えられない位、盛大にやるのです。それを「壇払い」と言うそうです。

 私は、その「壇払い」の盛大さについて、八王子の老舗すき焼き屋「坂福」さんを訪ねた時に、「八王子エルシー」のO会長から教わりました。

 そのことを、このブログの6/29号に書きましたので、「壇払い」「だんばらい」というキーワードで検索すると、このブログに行き当たるのです。

 このところ急に寒くなりましたし、そういう検索をなさっている方は、たぶん最近お身内にご不幸があった方なのでしょう。

 おくやみ申し上げます。

 そういう方には、このブログは全く何の役にも立たなかったことと思います。毎日書いておりますジョークも、笑えなかったことと思います。悪しからず、ご勘弁いただきたく、お願い申し上げます。

 それどころか、盛大にお清めをやってもらって、料理屋商売として羨ましい、とか書いているので、ご不快だったことでしょう。

 でも私は、お清めの食事は、ある程度の人数でやった方が、故人も喜ばれるのでは、と思っています。儲けたくて、そう言っているわけではありません。そもそも「ちんや」の料理は、生臭なので、積極的にご法事の誘致をする考えは無いです。

 ただ有名人でもない限り、特定の個人を中心に多数の方が集まって食事をするのは、結婚式と法事くらいのもので、数少ない機会です。そこは寂しくしない方が良いような気がします。

 最近は、不景気のせいか、法事も縮小傾向ですが、人間必ず一回は死にますので、そのタイミングがまわって来てしまったら、盛大に、とは申しませんが、「身内だけで済ませました」とかおっしゃらないで、宴席を設けてみてはいかがでしょうか。

 故人が好きだった、あの店で。

追伸①

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ノー・ショー

 「ノー・ショー」っていう言葉の意味がお分かりでしょうか。ホテルやレストランで、予約の客が、店に連絡を入れることもなく、待てど暮らせど現れないことを言います。

 キャンセルも勿論困りますが、ノー・ショーはさらに困ります。「困る」というのは不正確ですね。損害です、これは。

  予約時間前にキャンセルであることがわかれば、まだ他の予約を獲れますが、ノー・ショーの場合、時間を過ぎても30分くらいはお待ちしているので、下手をすると、その日その席を完全に空かせてしまうこともあります。

 我々店サイドは、そういうことにならぬよう、事前に確認の電話を入れたり、大勢様の場合はFAX番号をうかがって、確認書を送ったりしていますが、繁忙期ともなると、全部は完璧に確認がとれません。電話をかけてもお出にならないことが多いからです。

 今月のある日曜に、知人で洋食店を経営するK恵女史が、ツイッターに悲しいツイートをしました、

 「今日悲しかった事。10名様でたまわっていたご予約の方が、待てど暮らせどお見えにならなかった事(涙)その間複数のお客様をお断りしてしまいました(悲)お断りしてしまった方々に「ごめんなさい」・・・

 そう言えば、弊店でも12/9夜にノー・ショーがありました。(6人。FJ本某なる者) 

 その男は12/10で弊店に予約を入れようとして、満室で断られ「では12/9に予約を」と入れたものの、それは本心では「仮押さえ」であったようで、その電話を切った後、12/10で別の店に予約を入れたようです(!)

 その後すぐに、「仮押さえ」しておいた「ちんや」の方をキャンセルすれば、まだ実害は小さいのに、どういう事情なのか、キャンセルするのを忘れたようです、スコンと。

 当日の朝、こちらからその男の家に確認の電話を入れましたが・・・不在で確認取れず・・・結局ヒジョーにザンネンながら、実弾戦とあい成りました。

 結果は、もちろん予が指揮する南軍の勝利でしたが、北軍も瀬戸際的な砲撃を行ったため、民間人に犠牲が出た模様です。

 今シーズンは、まだこの一戦だけなのが救いですが・・・

追伸

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5段記事

 先週末、米寿のお婆ちゃまをお祝いする会が弊店であり、12人のご親戚が来店されました。

 そのお婆ちゃま、記念品の贈呈の時、感極まって涙が止まらなくなってしまった、と担当の話し。おめでとうございました&卒寿・白寿の時もお越しいただけたら良いですね。さて、

 12/10に宮崎日日新聞東京支局の記者さんが「今こそ宮崎牛を食べる会」について取材に見え、T先生と一緒にインタビューを受けました。

 その記事が12/12号に出たのですが、結構大きくてビックリ。記事は5段もあり、私の顔写真も載っています。

 顔写真は、恥ずかしいので、勿論ここには載せませんが、内容を転載させていただきます。

<見出し>=「宮崎牛つぶやきPR、26日都内すき焼き店、ツイッター利用者募る」

<以下本文> 

 口蹄疫被害に遭った本県支援へ、東京・浅草の老舗「すき焼 ちんや」が26日、「今こそ宮崎牛を食べる会」を同店で開く。参加者を短文投稿サイト「ツイッター」のハードユーザーに限定し、会の模様を“中継”するユニークな試みで、参加者以外にも広く宮崎牛を知ってもらう機会になりそうだ。

 同店は1880(明治13)年に料理店として開業し、1903年にすき焼き専門店に転じた。上質な肉を提供することで知られ、雷門に近く観光客も多く訪れる。店で宮崎牛も扱うことから、6代目店主の住吉史彦さん(45)が復興支援で「できること」を模索。ツイッターを利用していることもあり、食べる会の周知手段としてツイッターを活用し、さらに当日の模様を短文でつぶやいてもらおうと発案した。

 このため12日から募集する参加者(先着50人)は、自身のツイート(つぶやき)が150人以上からフォローされ、当日会場でツイートできるツイッター利用者に限る。

 当日は午後6時半から、応援メッセージを集め自転車で本県を訪れた明治大4年の小林大地さんの話や、住吉さんの解説を聞いた後、宮崎牛のすき焼きを味わう。参加料は13.000円で一部を本県に送る。

 住吉さんは「大勢で同時につぶやいてもらうことで、多くの人に宮崎牛を知ってもらえるのではないか。楽しみながら社会貢献できる機会にしたい」と話している。

 イベントの詳細はホームページ「ちんや130周年記念サイト」に掲載している。<終わり>

 宮崎日日新聞さん、お採り上げいただき、有り難うございました。

 なおファンレターは歓迎します、顔写真を見た方からの・・・  

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Twitter大好き人間③

 今月の、ある金曜日のことです。「今日の4時半からなんですけど・・・」と急な大勢様の予約が入りました。7時以降は満室だったので「6時半までに必ず終わっていただけるなら」とお請けしました。

 請けて「今日は金曜だし、早い時間の忘年会だろう」と思っていると、来店されて、「あれ!」⇒実は御法事でした。

 そうならそうと言っていただきたいなあ。屏風は金だし、箸置は日の丸だし、いかにも忘年会仕様ですよね。

 忘年会シーズンは12/22まで続きます。忘年会じゃない方は、是非事前におっしゃって下さいね。さて、きょうもTwitterの話しです。

 <Twitterハード・ユーザー限定、今こそ宮崎牛を食べる会>を主催しているため、私がTwitter大好き人間と思っている方もおいでと思いますが、必ずしもそうではありません。

 文明の利器は「使いよう」であって、私も使っていますが、Twitterユーザーが使う「拡散」という日本語には、どうも違和感あります。

 おとといの、このブログを読まれた方はご存じと思いますが、「拡散」とは「助さん」の相棒で黄門様の手下のこと、では勿論ありません。Twitterのリツイート機能を使って、だれかのツイートを自分のフォロワーにも読ませることです。

 そのリツイートを読んだフォロワーが、さらにリツイートすることで、ネズミ算式に、発言が世の中に広まります。この拡散力があることで、Twitterが普及しているのだと思います。

 それは良いのですが、「拡散」の他に適当な日本語はないのでしょうかねえ。

 私が以前勤めていた会社では「吹聴」という言い方がありました。素晴らしい品物ですよ、ということを「言いふらして下さい!」という意味で「ご吹聴賜りたく、お願い申し上げます」と言っていました。

 最初は違和感ありましたが、すぐに慣れ、今でもつい使ってしまいます。何か良い物、素晴らしい事を見つけると、「ご吹聴下さい!」と言ってしまいます。

 「拡散」にもやがて慣れるのでしょうか。ねえ、由美姐さん。

追伸

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Twitter大好き人間②

 <Twitterハード・ユーザー限定、今こそ宮崎牛を食べる会>を主催しているため、私がTwitter大好き人間と思っている方もおいでと思いますが、必ずしもそうではありません。

 文明の利器は「使いよう」ですが、私が「イヤな感じだなあ」と思う使い方をしている方もおいでです。

 昨日は、今回の<宮崎牛を食べる会>に関連させて、Twitterの良い面をお話ししましたが、今日こそは、「イヤだなあ」の方をお話ししたいと思います。

 それは⇒ 「共同購入型クーポンサイト」

 飲食業に関係のない、知人の会社経営者何人かに、

 「共同購入型クーポンサイトって、ご存じですか?」

と聞きましたら、3人に1人くらいの割合でご存じでした。結構普及してきたことがわかります。運営会社も、100社以上、雨後の筍のごとく出来てきており、そういう会社から「ちんや」へも頻繁に勧誘の電話がかかります。

 ここで、まだご存じない方のために説明いたしますが・・・

①客は、こうしたサイトに載っているクーポンの中から、利用したいものを見つけ、ツイッターなどのつながりを利用して、同じクーポンを利用したい人を、一定人数集めます。客が自分で他人に利用を呼びかけるのです。

②そうやって客が一定人数を集めると、大きな割引率で商品を購入できるクーポンを手に入れられる、という仕組みです。

 このやり口は、Twitterなどの「リアルタイムウェブ」の流行やiPhoneなど「スマートフォン」の普及によって、瞬間的に他人に情報を伝えることが一般的になったことを効果的に利用したやり口です。

 客が自分で人数を集めるので「共同購入型クーポン」と申します。そして、その人数を集めるのに利用されているのが、主にTwitterなのです。

 このやり口は、店側にとっては、必ず一定の人数が集まってくる、というメリットがあります。人数が集まらなければ、そのクーポンは「流れ」ますので、その場合は値引きはしなくて済みます。

 しかし、その人数を集めるための「大きな割引率」というのが大問題でして、3割引とか半額とかが当たり前の世界なのです。だから、

 席を空かせておくよりは良い。とか、

 新規の客を獲得するための宣伝費と思えば良い。とか考える飲食店の経営者が利用しているようです。
 まあ、たしかに合理的ですから、使いたい方が使うのは結構と思います。夏場には弊店もお客様に不自由しますから、「席を空かせておくよりは良い」という気持ちは分かります。

 しかし、このやり口で人を集めるための、誘い(=ツイート)文句は、やはり値引きがメインだということを忘れてはいけませんよね。

 値引き以外のクーポンが絶無とは申しませんが、やはりメインは値引きです。原価がかかる商売なのに焼肉屋さんの利用が目に付くのが不思議です。

 このように集客の話しが進んでいく中で、ユーザーと店の間に、あまり共感の関係・信頼関係が無い状況なのが気分の悪いところです。

 私が「イヤな感じ」と申すのは、そこです。それに、ちょっとしたデフレ圧力ですよ、これは。

 利用している御店の経営者の方は、一度来店させれば次回リピートも期待できる、と思っておいでかもしれませんが、値引きに惹かれて来た人を、もう一回来させるのに、再値引き以外にどういう方法があるのか、私は不勉強で知りません。

 値引きに惹かれてやって来た人を相手に、なにか違う、独自の価値を提案して、共感していただき、再度来店させる、しかも定価で来店させることが出来るなら、それは大した御店です、尊敬します。

 でも、どうでしょう、それって結構大変ですよね。

 昨夜のTVニュースでも、この話しを採り上げていて、その店はナント80%OFFだったのですが、インタビューされた客は、

 「クーポンが無ければ、こういう店はゼッタイ来ない」と言っていました。

 客の方は「次はどこの店が安くなるだろう、楽しみだね、ひひひひ。」なんていう話題を肴に飲んでいたんじゃあないでしょうか。

 80%OFFの御店の皆さん、半額の御店の皆さん、頑張って御店の独自の価値を、お客様にPRして下さい。共感していただけると良いですね。ひひひひひ。

追伸

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Twitter大好き人間①

 <Twitterハード・ユーザー限定、今こそ宮崎牛を食べる会>を主催しているため、私がTwitter大好き人間と思っている方もおいでと思います。昨日もツイートしまくっていると、台彪会仲間で、Twitter仲間でもあるG社長から、

 「毎日絶好調ですね。」と返信が。

 どちらかと言うと、Twitterを、私が「イヤな感じだなあ」と思う使い方をしている方も少なくないです。だから大好きではないですね。(このことは、明日お話ししたいと思います。)

 でも文明の利器はやはり「使いよう」であって、今回の<宮崎牛を食べる会>については、Twitterの良い面を有効に使えていると、自負しています。

 今日は、その「良い面」についてお話ししたいと思います。

 「良い面」の、まず第一ですがTwitterの「拡散」の力は大きいと思います。私が企てている催しについて、Twitterユーザーの誰かが共感して下されば、リツイート機能を使って、世の中に「拡散」していただけます。

 今まで、こういうメデイアはありませんでした。だから自分の考えに世の中から共感して欲しい、という気持ちのある人は、Twitterを使うべきですね、ゼッタイに。

 実は、同じ社会奉仕の志・チャリテイーの志を持った方々に「ちんや」へお集まりいただき、一緒にすき焼きの鍋をつついて戴くことが、かねて私の理想の宴会のイメージでしたが、Twitterの持つリツイート機能におかげで、こんなに早く実現しました。時代の流れを感じます。

 次に「良い面」の第二ですが、Twitterの「ライブ感」も大きいと思います。パソコンでしかツイートしないのは、たぶん私くらいのもので、たいていのTwitterユーザーは、携帯やiPhoneでツイートしています。だから、目の前の「今」について即、書けます。

 今回(12/26)の宮崎牛の会でも、参加者の皆さんには、当日必ず携帯をご持参いただき、食事中に盛んにツイートしていただきます。

「宮崎牛うまい!」とか

「宮崎牛最高!」とか

「みんなも食べよう!」とか、ツイートしまくっていただきます。

 これにより参加者のフォロワーさん全員に、宮崎のことを思い出していただきます。その方がリツイートして下されば、さらに「拡散」します。

 電波ジャックのように、

「なんで今日は、みんな宮崎牛のことをつぶやいてるんだ?⇒そう言えば、宮崎は、今でも大変なんだよな」という気付きが生じます。

 楽しそうでしょう!

 そうです、楽しみながらチャリテイーに参加できるのが、このイベントの特徴です。そして、そういう形式の、歴史上最初のイベントです、たぶんね。

 参加していただいた方には、そういう現場に居る、というライブな感じ・エクサイテイングな感じをお楽しみいただければ、と思います。

 金を寄付する以上の、やり甲斐があると思いますよ。

 応募受付は、いよいよ、12/12、午前(朝)6時から開始します。

 是非ご応募下さい!

 この会について、詳しくは、このブログの11/27号をご覧下さい。

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