2010年5月3日
初夏バージョン
浅草の街で知りあいに出会うと「今年も、もう三社ですねえ」が挨拶の代わりになっています。それにあわせて料理内容も、春のものから初夏のものに移行します。
と、いうわけで、変わりザクも変わります。3/6よりスタートした、春バージョンは、たけの子、山うど、長せり の3種盛り合わせでしたが、今回の初夏バージョンは、丸ナス、小松菜、さやえんどう 3種です。
ナスには、割下が良くしみ込んで、なかなか旨いです。小松菜と、さやえんどうは食感の違いをお楽しみいただけます。さやえんどうは、「さとうさや」という甘味のあるタイプで、さやごと煮て食べられます。
ナスは味をしみさせたいので、生の状態で盛ってありますが、小松菜と、さやえんどうは一度下茹でしておいて、すき焼き鍋の中で煮て、すぐに食べられるようにしてあります。
さやえんどうは、やや割下となじみが悪いですが、そのくらいの方がかえって、食感が楽しめます。定番のザクに加えて、初夏の季節感たっぷりの、変わりザクも、お召し上がりいただきたいと思います。
それにしても、今年は暑くならないなあ。こう涼しいと初夏って感じがしないよなあ。季節感が肌で感じられた方が、こういうメニューが売れるんだけどなあ。
あ、それって、住吉のせいだっけ、このブログでは。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
*変わりザクというメニューを始めた、いきさつについては、このブログの3/7号号をご覧下さい。また4/12号もご覧下さい。