宵宮

  昨日5/14より、浅草神社例大祭(=三社祭)が始まりました。

  祭礼期間3日間の内、初日の金曜日には、昼すぎから「大行列」が、浅草の町を練り歩きます。「大行列」には氏子代表、各町会役員、びんざさら舞の皆さん、白鷺の舞の皆さん、鳶の皆さん、芸者衆が参加します。この「大行列」は毎年、「ちんや」の前の、雷門通りも通ります。

  夕刻になって、各町会の神輿(みこし)の、「神霊入れ(みたまいれ)」の儀式が行われます。これにより、神輿には神が宿ることになり、神事として神輿を担ぐことになるわけです。夕刻から担ぎ始めますので、「宵宮(よいみや)」と言います。

  個人的には、この「宵宮」の日が、一番風情を感じます。各町神輿の連合渡御(れんごう・とぎょ)がある土曜日や、本社神輿の渡御がある日曜日に比べると観光客も少なく、落ち着いた日です。初夏の夕方の風が涼しく、祭囃子の音も、気のせいかこの日は、のどかです。

  「ちんや」の商売の方も金曜日は、のどか?なものでしたが、まあ、それも例年のことです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 9:32 AM  Comments (2)