2010年5月9日
触れ太鼓
5/8は大相撲5月場所(東京場所)の、初日の前日でしたので、「呼び出し衆」の皆さんが、興業の宣伝のため、「ちんや」を訪問して来られました。
大相撲の「呼び出し衆」は、場所初日の前日に、興業の宣伝(=触れ(ふれ))のために市中を回り要所要所で、初日の取り組み力士名を、独特の朗々とした調子で、読み上げます。
「相撲は明日が初日じゃぞぇ〜、白鵬に〜は〜、魁皇じゃぞぇ〜」という具合です。
太鼓をたたきながら市中を巡ることから「触れ太鼓(ふれだいこ)」と通称されています。古くから東京場所のたびに「ちんや」を訪問していただいております。
「呼び出し衆」の美声を至近の距離で鑑賞できる、大変貴重な機会ですので、居あわせたお客様には、是非にとお勧めして、聞いていただきました。
最近は、力士の「騒動」ばかりが話題になりますが、取り組みの方も頑張っていただきたいところです。
相撲と言えば、かなり以前のことですが、ある力士がタニマチ氏と一緒に「ちんや」へやって来て、さんざん大量に肉を食べた挙句、帰り際に、
「今日は、ごっちゃんでした。でも、オレはソース味の方が好みっス。」と大声で言いながら、去って行ったことがありました。
うーむ、その一言、余に対する果たし状であるか?
余は、売られた喧嘩は・・・・・買わないこともございます、へへー。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。