鶏むね肉ブーム

鶏むね肉ブーム
私には、フードファディズムの臭いがプンプン感じられます。
今月のある日、超大手新聞に
「もも」より「むね」好評、チキンの人気高まる
という記事が出ていましたが、天下の大新聞さんは、もう少し慎重に報道した方が良いのでは?と思ってしまいます。
記事中では、大手コンビニがむね肉を使ったフライドチキンの売り上げを伸ばしていると伝えていましたが、そんなに多量にむね肉ばかり使って、鶏の他の部位はどうするつもりなんでしょうか?
それに、そもそも、むね肉って、そんなに決定的にヘルシーなんでしょうか?
このように「食べものや栄養が健康と病気に与える影響を、熱狂的、あるいは過大に信じること、科学が立証したことに関係なく食べものや栄養が与える影響を過大に評価すること」をフードファディズム(food faddism)と申します。
既に1952年には、この言葉が使われていたそうですが、現代日本は、この件をほとんど学ぶことなく、
「この食品を摂取すると健康になる」「この食品を口にすると病気になる」「あの種の食品は体に悪い」と騒ぐことが多いです。
従来はマスコミの罪とされてきましたが、近年ではコンビニが、その煽りに乗るようですね。
私は、肉の部位がどこかより、その鶏さんがどのように飼われていたかが気になるんですけど、おかしいですか、ね?

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.009日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)