入社4日目で退社したわけ
5月病の季節ですね。
ネットで「入社4日目で退社した新社会人の言い分」という記事を見つけて、なるほど、テレマ電話の向こう側はそうなっていたのか!と、先方の事情が分かりました。
その新社会人が辞めた会社は不動産関連の会社でした。
富裕層に賃貸運営を勧める仕事で、ひたすら「テレマ」をかけます。
「税金を取り戻しませんか」とか営業用の原稿があって、それをひたすら電話で読み上げる仕事を、入社3日目からやらされたとか。
電話をかけても当然すぐ切られ、精神的にどんどんすり減って行ったそうな。で、
「午前中に電話をかけ終えて、昼休みに辞めようと考えました。」
弊社にも毎日テレマの電話がかかって来ます。多いのは、ネット関係、電話料金、インバウンド関連ですかね。不動産も多いです。
予約電話がかかってくる回線めがけてテレマするのですから迷惑千万ですが、そのテレマの声が、この時季、妙にフレッシュです。新人さんなのでしょうか。
そんな仕事を一生懸命やらないで!!
と心の中では思いますが、もちろん、そんな気持ちは押し殺して、相手にしません。
はい、主人(=私のこと)は出張に出ておりまして、戻ったら電話させますから、番号を言っていただけますか?(で、電話はかけない)
今年の新社会人は、小中高を通してゆとり教育を受けた「究極ゆとり世代」で、就職に関する意識が甘く、記事の新人さんは就活に出遅れて、空いている会社をみつけて入ったら、こうなってしまったと書かれていました。
記事は、そのゆとり世代に合わせて「企業に変化が求められている」と結ばれていましたが、果たしてそうでしょうか?
ゆとり世代に合わせる方法とかが問題なのではなくて、
企業の在り方そのものが問題のような気がします。
フレッシュなテレマの声を聞くたびに、
そんな仕事を一生懸命やらないで!!
その会社、今すぐお辞めなさい!!
と言いたくなります。五月病の季節。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.991日連続更新を達成しました。三千日連続更新まであと九日です。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。