姥捨伝説

学校の同期生がGW連休を利用して、信州の、ご親戚の蔵元へ見学に行ったとかで、「蔵開放日限定酒」を贈ってくれました。
恐縮です。ありがとうございます。
酒の銘は「姨捨正宗」。
この蔵元さんのを歴史知らない人は、酒の銘が「おば捨て」とは何たる残酷な名前かと驚いてしまうかと思いますが、詳しく調べますると、むしろ、この名前でこの蔵元さんの歴史の長さが浮かび上がってきます。
「姥捨」は地名です。この地名は飛鳥時代からあったとも言われ、その意味は小川の源流を意味する「お初瀬(おはつせ)」だったと言います。実際、蔵の裏には崖があるそうで、その崖の上は信州一の夜景スポットになっているそうです。
そこに湧く水が酒づくりに利用されました。
一方、「おはつせ」と「うばすて」は発音が似ていたので、姥捨伝説と結びつき、その地は詩歌に詠まれる有名な地になりました。
要するに、それだけ古いという話しです。
現当主は十五代目といいますから気が遠くなりますが、旧習墨守の方ではないらしく、平成19年に「無添加」を達成して、全量純米酒の蔵に成ったそうです。G.J.
大変美味しくいただきました。ありがとうございました。

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)