深川年増
歌舞伎の市川月乃助さんが新派に移籍し喜多村緑郎を襲名なさるということで披露の「練り歩き」が仲見世で行われました。お披露目公演は9月1日から新橋演舞場です。
さて、その広告チラシを見て、私はあっ!と思いました。『深川年増』が上演されるからです。
この演目には、浅草の「凌雲閣」の場面があり、そこで、
ちんやに牛鍋を食いに行こうぜ!
というセリフがあるよ、と芝居に詳しいお客様から教わっていたからです。
そう教わってからだいぶ時間が経つのですが、『深川年増』が上演されることはなく、台本をネットで買おうと調べても見つからず、本当にそのセリフがあるのか、アドリブだったのか、確認できておりませんでした。今回それが確認できるので、観に行かねばなりません。
「練り歩き」の日は猛暑も一服して、歩き易い日で、仲見世はデジカメを撮ろうする人々で混雑していました。
最後に補足ですが、『深川年増』の「年増」は悪い意味では使っておりません。むしろ立派だと意味を込めて使われていたようです、念のため。
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.326連続更新を達成しました。