3時のポール

残念ながら私は聞き逃しましたが、ビートルズの日本武道館公演から50周年ということで、ラジオのJ-WAVEが「3時のポール」という企画をやっていたそうです。

その最終回のスペシャル・ゲストは、当然、加山雄三さん。

そして、加山さんのビートルズ話しには、当然、すき焼きが登場します。

時は1966年。面会は、マネージャーもスタッフもいないホテルの部屋で、5人だけでビートルズに会ったと言います。

ポールが「すき焼きが食べたい」と言うので注文したら、

「ボーイさんから『加山さん焼いてください』と言われて。『他の人間は誰も入ってはいけない、と言われているので』と…。ちょっと待ってよと思っていたら、そのボーイさんが耳元で『加山さん、すき焼き屋の息子さんですよね』って言うんだよ。それ映画の中だけなんだけどな…って」

そう、映画「若大将シリーズ」の中で加山さんは「田能久」というすき焼き屋の息子なのです。ちなみにロケ地は「今半別館」さん。それで加山さんは、

「任せとけ、俺やるから」とすき焼きを作り、箸の使い方を教えてあげたとのこと。ただ、ビートルズのメンバーは、当時はうまく箸を使えなかったそうで、1本のお箸でお肉を刺し、卵につけて食べるという食べ方を教えたそうです・・・

その後もビートルズのメンバーの中でも、特にポールと一番親しくなって交流が続いたとか。

これがすき焼きでなくて寿司だったら、このように仲良くは成らなかったのでは?と、すき焼き屋の私は思うのです。

加山さん、55周年の時も、60周年の時も、またこの話しをして下さい。

 

追伸

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.330連続更新を達成しました。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)