主催者

主催者という言葉の価値が落ちたように感じています。

なぜなら、FBを開き、

「イベント」をクリックし、

「作成」をクリックすれば、自動的に自分がイベントの「主催者」に成れるからです。

自分以外の人を、勝手に何人でも「主催者」に指名することすら出来ます。

これが本当の意味での主催者でないことは明らかです。

そのイベントを料理屋でやるのであれば、何時に何人来るのか店の人に報せねばなりませんが、電話で言った通りにならなかった場合、「主催者」さんは責任を取れるんでしょうか。

昔の幹事さんなら必死に知り合いに電話をかけて、人数を確保したものですが、今時の「主催者」さんは、そこまでやる覚悟があるんでしょうか。

それに、参加者が不始末をしでかした場合、その問題が解決するまで、主催者なら立ち会うべきだと思います。

泥酔者を「それは自己責任」とか言って置いて帰るとか、どういうことなんでしょう?

主催者という言葉の価値が落ちたように感じます。

南無観世音菩薩。

追伸、

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.323連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)