押してるよ
その卓話の頼み方、ちと緩杉やしませんか?
15分で住吉さんの経営の話しを伺いたいんです!って仰いますけど、経営って広いですよね。
まず、どういう商品を造るのか
その造り手である社員を、どう集め・育てるのか
出来た商品を、どのように世間に知っていただくか、
諸事を齟齬なく運営するための「肝」は何か
そもそも何のために店をやっているのか、
それ以前に、その店主は何のために生きているのか、
これくらいは最低カバーしないと経営の話しにはならないですし、その他にも
銀行とのつきあい、取引先とのつきあいの話しもあります。
ですから、私がそういうご依頼を受けたなら、話しの内容はどれが良いか、選んでいただき、その範囲に絞って話させていただきます。
だって、自分が嫌いですから。
話しがのびて時間を守らない人が嫌いですから。
話しの専門家でなくても50歳くらいになったなら、制限時間に合わせて話しが出来なくてはいけません。卓話の後の懇親会を楽しみにしている人も多いのだから、その時間を奪うのは犯罪的な行為です。それに帰りの新幹線の切符を買っている人もいるんですから。ダメだと思いますよ、時間を守らないのは。
あーあ。
それにしても、今日の講師の話し、もう20分も押してますよ。
ウチの会の会長と友達ですって?
どうせ緩い頼み方をしたんでしょう。
学生時代に一緒に何して遊んだかっていう話しだけで8分も使ったましたからね。時間で収める気は最初からなかったんじゃないですかねえ。
オレ、今日は9時ぴったりで帰りますからね、こう見えても忙しいんですよ。夜のパトロールが。
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.331連続更新を達成しました。