観光キャンセル広がる
「九州各地の観光キャンセル広がる」というニュースに接し、2011年3月のことを思い出しています。
あの時は東北から遠く離れた浅草も大きな影響を蒙りました。
今回強い地震が相次ぐ中、被害が集中する熊本県内だけでなく、影響は九州全体に広がってきていると聞きます。
報道によりますと、
「福岡市内でも、キャナルシティ・福岡ワシントンホテルでは15日までに日本人団体客5件計154人、韓国人客46人がキャンセル。「地震のため旅行方面を変えたい」と話す客もいた。現在は4月分のキャンセルが多いが、佐藤俊之副支配人は「今後福岡で揺れが続くと、5~6月分もキャンセルに歯止めが利かなくなるかもしれない」と長期化を懸念する。」
実にお気の毒な話しです。
おそらく一番脆弱なのは観光・飲食業です。昨日まで盛況でも一夜にしてドン底に落ちるのが観光・飲食業です。
そして一番立ち直りが遅いのも、おそらく観光・飲食業です。
4/14のM6.4だけで終わっていれば、イメージ悪化は限定的だったと思いますが、途中から地震の領域が拡がる様相ですから、想像もつかない位大きい影響が出てしまうでしょう。
切ないことです。
追伸、
拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
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