疑問な食材
ネットで「なぜ料理に?疑問な食材」というランキングをやっていました。
「様々な食材の組み合わせで、舌を楽しませてくれる料理。しかし、「なぜ、この料理に?」と首を傾げる食材が入っている場合もある。そこで、20~30代の男性会社員200人に、「料理の味を損ねるため、入れてほしくないと思う食材」についてアンケート調査を行った。」
という次第だそうです。
最近はネットで簡単にアンケートを採れるので、こういう企画が乱立していますね。私は勿論ネットのランキングを信用しない立場ですが、一応、見ておきまましょう。
さて、栄えある1位は・・・
1位 酢豚のパイナップル 56.0%
うーん、これがお嫌いとはねえ。
「酢豚にパイナップル」はレッキとした理由があるんですけどねえ。
まず味の面で、酢豚の濃さや脂っこさを、パイナップルの酸味が抑制して、さっぱりと食べられます。(「味の対比効果」ですね)
それから消化酵素。
パイナップルには「ブロメリン」という消化酵素がありますが、これはタンパク質を分解する能力にすぐれていて、豚肉を柔らかくし、消化吸収を高める働きがあります。だからこそ入ってるんです。
ついでに食物繊維。
基本的に、この件はすき焼きを食べる場合も全く同じでして、酸味があって、消化酵素があって、繊維質もある食材を一緒に食べるのが良いと私は思っています。
それだけに、この1位は残念ですねえ。
以下は、
2位 ポテトサラダのレーズン 49.5%
3位 冷麺のスイカ 46.5%
4位 ポテトサラダのリンゴ 36.0%
5位 冷やし中華のさくらんぼ 35.5%
6位 冷麦に入ったみかん缶 35.0%
7位 冷麺の梨 34.0%
8位 オムライスのグリンピース 29.5%
9位 茶わん蒸しの銀杏 20.0%
10位 焼売(シュウマイ)の上のグリンピース 19.0%
で、 次点が、すき焼きの春菊 12.5%
そ、そうかなあ・・・
追伸、
拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.237連続更新を達成しました。