SUNDAY LIBRARY

拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』が毎日新聞の書評欄SUNDAY LIBRARYに載りました。

同じ内容がネットでも公開されていて、それをここに引用してもOKと思われますので、引用いたします。

 

「商人たちの心意気で盛り返す」(岡崎武志・評)

浅草は、関東大震災以前に東京一の盛り場として繁栄し、のち銀座、新宿、渋谷などに、その座を明け渡す。しかし今、外国人観光客が押し寄せるなど、にぎわいを取り戻しつつある。

『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』は、すき焼き「ちんや」六代目・住吉史彦が、老舗主人から浅草の歴史と魅力を聞き出す。しかも、浅草の隠れ家的バーで。生鮨(ずし)ではなく仕事をした江戸前寿司を出す「弁天山美家古寿司」の五代目は「その店の親父(おやじ)も一緒に食べられている」と老舗の覚悟を語る。

創業200余年の老舗「駒形どぜう」の六代目は、ドジョウが激減し、店から消えた時期に困難な養殖に乗り出す。「美味(おい)しく、お値打ち、そして気持ちよく」を掲げ、暖簾(のれん)を守った。著者は「江戸文化を食べる店」と称し、称賛する。

多くは戦中戦後の激動を生きた人たち。どん底から這(は)い上がり、浅草を復興させた心意気が全ページにみなぎっている。(引用終わり)

 

「心意気が全ページにみなぎっている。」とは、実に在り難い評でした。

追伸、

拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.241連続更新を達成しました。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)