だから、生きる。
モーニング娘の「すき焼き」という曲については、このブログの2013年3月28号で書きました。
チト風変わりで、しかし何度も聞いていると妙に楽しく、最後はホノボノと成れる曲です。
しかしですよ、なんでモーニング娘で「すき焼き」なんでしょう?
長らく不思議だったのですが、最近その答えが分かりました。
プロデユ―サーの、つんく♂さんがすき焼きをお好きだったんですね。
つんく♂さんは若い頃不健康でストレス過多なライフスタイルで過ごした結果咽頭癌を患い、ついには声帯摘出手術を受けて声を失いました。
最近出版された『だから、生きる。』という御本を読むと、その闘病の経緯や、闘病中に出会った奥様のこと、病気を経て自分には「音楽で人を元気にすること」しかないと思い定めたことなどが書かれています。感動的な御本です。
で、出産のために入院した奥様に、つんく♂さんが差し入れたのがすき焼きだったのです。
奥様への差し入れのために、つんく♂さんは初めて買い物ということを一人で行います。マネージャーさんに代行させなかったのは、愛が在ったからでしょう。
つんく♂さんはこの時卵を買い忘れてしまうのですが、それでも奥様は「こんなおいしいすき焼きは食べたことない!」と大喜びします。いい話しですね。
その他にも、つんく♂さんが体調管理のため「化学調味料禁止」の食生活に転じたことなど、興味深い話しも載っています。
新潮社刊行。本屋に山積みになっています。
追伸、
すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。
すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。
ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。
どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。
投稿〆切は9月末日です。
既にご応募いただいた、約60本のストーリーはこちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.033日連続更新を達成しました。