川柳「超ウケ賞」に選ばれて想うこと
すき焼き思い出ストーリー投稿サイトに新着1本をupしました。
御年81歳の方からです。在り難いですね。
題して「川柳「超ウケ賞」に選ばれて想うこと」
どうぞお読み下さい。
<以下投稿です>
昨年8月誕生祝と傘寿を祝って老夫婦で参じた折、投句の話が仲居さんからあり即興で詠みました。発句するのはこれが初めてでした。雅号もそのまま「はじめ」と付けた訳です。
そもそも、ご当地に足を運んだのは一寸とした昔の想い出(回想)があったのです。想えば先の戦争が開戦し間もない昭和16年、17年初めの頃に父に連れられた記憶があります。
父は丁度橋場、南千住辺りの石炭の販売会社に勤めていたようで、そんなことで浅草界隈の「ちんや」をはじめ「今半」「駒形どぜう」「川松」辺りに豆炭やコークスを納めていたようで、少し顔馴染みがあったような記憶があります。
「ちんや」の大広間で仲居さんが丁寧にすき焼きを焼いてくれたのをうっすら覚えています(当時は美味しい物がだんだん口にすることが出来なくなってきた頃です)これが初めての縁のようです。
その後、戦災で焼け出され、疎開で東京を離れたりして、足が遠のきました。
終戦後父の勤めていた鋳物工場で造った鉄鍋で家族揃って、七輪を囲んで「すき焼」を食べ、その時大分「ちんや」の味が舌に残っていたのではないかと思います。
然し、その後父と一緒に当地に連れだっていくことは叶わなかったのは残念でした(忙しさと貧しさ故に)。
今此処にやっと妻はじめ家族と共に事ある度に足を運び、舌つづみしたいと思います。
このように、
すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。
すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。
ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。
どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。
投稿〆切は9月末日です。
既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.021日連続更新を達成しました。