日本一の芋煮会
今年も恒例の芋煮のシーズンとなりました。山形県の話しです。
芋煮が盛んなことが山形県の牛肉消費量が多い理由になっていると私は思うのですが、今年も盛大に行われたらしく、3万5000食もの芋煮が一度に作られたそうです。
3万5000食も作ったのは、山形市馬見ヶ崎河川敷で20日開催された「日本一の芋煮会フェスティバル」。
報道によりますと、直径が6メートルもある大鍋を使用。材料は、
イモ3トン、
肉1.2トン、
コンニャク3500枚、
ネギ3500本、
味付け醤油700リットル、隠し味に日本酒50升と砂糖200kg、
水を6トン
以上を使ったそうです。
この、山形の芋煮という料理、「芋煮」という名前の割りには肉が主役の観があります。「肉ジャガ」の「肉」が申し訳程度にしか入っていないのに対して、肉の存在感が遥かに大きいです。
味付けもすき焼きに煮ていて、卵の無いすき焼きと思えば、そう遠くはありません。
もっとも、山形の人はすき焼きの割り下に味噌を入れることが多いですから、山形のすき焼きと山形の芋煮は少し違うということになります。
ともあれ、毎年何百人もの市民が河原に出て食すわけですから、相当の肉を消費しています。
うらやましいです、はい、肉屋としては。
追伸、
すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。
すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。
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