名簿流出
ベネッセ社の名簿流出事件を視ていて、以前から私に届くキャバクラのDMを思い出しました。
その超高級キャバクラには一度も行ったことがないのですが~本当に決して神に誓って行ったことがないのですが、もう3~4年ほど、ずっと届いています。
そのDMは「DM」と表現するのは勿体ない位立派な体裁で、ほとんど女の子達の写真集のようです。それが三カ月に一度ほどの割合で届きます。
なにしろ行ったことがないのですから、名簿は業者から買ったのだろうと推定されます。
送ってくれるな、と申し入れれば止まるのでしょうが、ああいう業者がどういう販促をするのか、私は少々興味があったので放置しております。
届きますと、ああ、まだあの店は潰れずに続いているのだなあと変な安堵感があります。
だいたい、あれだけ立派な写真集を大量に送りつけるのに必要な資金が用意できているだけでも大したものです。
しかしです、このような新規顧客へのアプローチって、はたして効果的なんでしょうか?
「ちんや」の場合、紙のDMをお送りするのは「ちんやメンバーズカード」の会員様だけで、その方々は全員入会金500円を「ちんや」へ納めた上で、自分の個人情報を「ちんや」へ登録なさっています。
つまりDMを送る先は、自ら、好き好んで登録なさった方々だけなのです。
新規顧客へのアプローチは、ネットで行っています。IMCさんの御世話になって、SEO対策を致しております。
勿論SEOの結果「ちんや」に見えた方の中には、弊店をお気に召さない方もおいででしょう。でも、中にはお気に召していただける方も必ずいる筈で、その方を「メンバーズカード」へ誘導できるかどうかが、営業上の最大のポイントになります。
例えば「すき焼き通検定」試験を受けて⇒合格した方は、自動的に入会金免除で「メンバー」に成っていただきますが、こういう方こそ、強烈に帰属意識を持って下さる方です。
弊店のやり方は、そうした方式です。
ここで少し威張らせていただきますが、だいたい名簿造りは企業経営の「神谷バー」すなわち浅草1丁目1番地だと思います。
1丁目1番地なのだから、自分で造るべきです。
その会社やその店を好きかどうか分からない人が載っている名簿なんて、持っていたところで何の意味があるんでしょう?
名簿を売った犯人、転売した名簿業者を批判するのも当然ですが、利用した企業の経営者こそ、批判されるべきです。なんとも情けない経営者として。
名簿を買うヤツがいるから、盗もうとするヤツが出て来るんです。
ああ、今度はいつ届くのかなあ、あの、女の子達のDM。
追伸、
8/23に、食育企画『親子体験食味学習会』を開催します。まずすき焼きの歴史を学習、その後肉のカット体験。その次には本格的にすき焼き。チャンとした参加証も貰えますから、自由研究にピッタリ。是非親子でご参加を!
詳しくは、こちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.606日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。