卵消費量

ツイッターで、また面白いツイートを発見しました。

「奈良は卵消費全国一位です。

亀井さん「そんな実感ないんですけどねぇ」

ぼく「全員が地域の特性通りの食生活するわけじゃないもんね亀井さんかわいいなぁうふふ」

すき焼き食べるとき卵何個使います?

亀井さん「3つ」

ぼく「ファッ!?」」

・・・というものです。

え?!奈良市民は、すき焼きを食べるのに激しく卵を使うんだ!

と思い、念の為確認しようと調べてみましたら、事情は残念ながら少し違うようでした。

まず奈良は卵消費全国一位というのは事実です。奈良は2012年の総務省・家計調査の平均消費支出金額(総世帯)で卵年間消費額が8216円と全国で唯一8000円の大台に乗っているそうです。報道によりますと、

「なじみのある「卵」という食材でも、都道府県ごとにその消費支出金額を見ると、思いのほか開きがある。例えば卵への消費支出が少ない宮崎や徳島などは4500円程度にとどまっている。1位の奈良は、その2倍近い金額の卵を買っているということになる。」

へえ、2倍ですか、それはスゴい。

で、その原因ですが、何でもかんでも「とじる」習慣が影響しているそうです。

「奈良県出身者に聞いてみると「親子丼やカツ丼をよく食べていた」(49歳・男性)、「卵とじうどんや、つくしの卵とじはよく食卓に上った」という人も。いずれも「卵でとじる」という共通項がある。卵のような日常の素材は、ふだんの食事にこそ反映される。」とか。

歴史的には、

近代養鶏が名古屋を拠点として周辺へ発展したという経緯があるようです。1944年に発刊された『日本養鶏史』によると、

「尾張一円に広がり、三河地方に及んだ一方、京阪地方にも入ったことは明らか」とか。

今でも、名古屋は鶏食いの都ですが、名古屋が直に鶏肉を食べるのに対し、関西人は卵の方を愛するようになったたようですね。消費量2位以下は・・・

和歌山(7897円)、

堺(7793円)、

京都(7157円)、

大津(7013円)、

神戸(6954円)、

大阪(6702円)

この中で京都、大津、神戸、大阪は、すき焼きの都でもありますね。

奈良はと言うと、牛でなくて鶏すき焼きが盛んだと聞きます。和歌山、堺のすき焼き事情も気になって来ました。

なお「ちんや」では、すき焼きの卵はお一人様2個まで無料で、3個目から有料とさせていただいております。奈良市民の皆さん、誠に恐縮です。

追伸、

浅草寺の「ほおずき市」は、今日-明日7/9-7/10です。

是非お出かけを!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.592日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)