違いが分かる男
売店で販売しているハンバーグの販促方法を、あれこれ考えています。
実は「ちんや」のハンバーグは人気商品でして、毎日たいてい売り切れます。
では、それで良いのかと申しますと、そうではありません。
既存のお客さまは勿論何より有り難いのですが、そちらばかりを相手にしておりますと、商いがしぼんでしまいます。たまには、新規の方を呼びこまないといけません。
多少無理して、普段より多くの数を仕込んで⇒売り切れないようにして、新規の方を呼びこむ日を作ることにしました。
では、新規の方とは、どういう方でしょう。
当然日頃「ちんや」の肉を食べていない方です。
例えば「お肉が苦手な方」は、日頃「ちんや」の肉を食べていない方ですね。ご本人でなくても、お子さんが肉が苦手という場合もあります。そういう方を呼びこむことにしました。
「ちんや」のハンバーグは、メス牛だけで出来ていて、その肉を充分熟成させてありますから、肉の臭みがありません。
お肉が苦手な方が渡来する、いや、トライするにはベストと思いますので、お勧めして行きたいと思います。
「お肉が苦手な方がトライする肉」として「ちんや」のハンバーグを売ろうとするわけですから、それを聞いて、
随分間口を絞ったねえ!
と思った方もおいででしょうが、だいたい私は、
販促コピーを作る時、そのコピーを読んだ人が、
これって俺のことだ!
と思うようなコピーづくりを目指しています。そうでなくては今時モノは売れないと思うのです。
雷門通りをご通行中の皆様!に向けて訴えるのが良いのは、選挙演説くらいのもので、こだわった商品を、ごく少数の、ズバリ的中する方に向けて訴えるのが、今時の商いの在り方だと思っています。
で、今回は「肉が苦手な方」に加えて「ハンバーグ通を目指している方」にも、訴えて参りたいと思います。
そう、「ハンバーグ通を目指している方」「お肉が苦手な方」の両方が相手です。
そんな非常識な!って?
何をおっしゃいます! 両極端の人だけがモノの真価を分かるって在り得る話しですよ。
通=とても好きな方が分かるのは当然ですが、そのモノを嫌いな方も、非常に敏感にモノの良し悪しを感じとります。
昔「違いが分かる男!」っていうCMがありましたが、両極端の人こそ違いが分かる人だと思います。
そして、そういう方に支持されている、ということが知れ渡れば、何よりの販促になりますね。
自分が売っている商品が苦手な人、そういう人のことを考えてみるのも有益です。
そう言えば、今日は都議選でしたね。ご投票を!
追伸①
1963年6月15日に「スキヤキ・ソング」(=「上を向いて歩こう」)が、全米ヒット・チャート第1位を獲得しました。それから50年。その後、全米第1位になった日本人はいません。
~「スキヤキ・ソング」50周年記念~ 「ちんや」で九ちゃんのCDが当たる週間 を開催しています。 平成25年6月15日(土)~23日(日)
1等:「上を向いて歩こう」CD 2等:世田谷文学館「上を向いて歩こう展」入場券 参加賞:「ちんや」金券133円 (参加賞は全員に差し上げます)
詳しくは、こちらをご覧ください。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は353人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.207日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。