マズ飯嫁

私は、どちらかと言うと音痴です。

耳で聞いた歌を記憶して、そのまますぐ歌おうとすると、その歌唱は、たいてい人様に不快感を与える歌唱に成ってしまいます。

しかし普通に皆さんとカラオケに行くことはできます。

それどころか、カラオケ判定機で100点を獲ったことがあります。

さらにそれどころか、知人の結婚披露宴で100人ほどの来客を前に「上を向いて歩こう」を歌い切ったことがあります。

こういうことが可能なのは、私が、

・楽理を学んだことがある

・事前に楽譜を入手して読み込んでいる

からです。披露宴の時は、

・事前に歌のレッスンに通いました。

当然したがって自分の「持ち歌」以外は歌いません。この方法で歌というものに対処しています。

では、最近世間で話題の「マズ飯嫁(まずめしよめ)」の皆さんは、料理というものにどう対処したら良いのでしょう。これが、今日のテーマです。

夫婦二人の内で、料理が得意の方が家で料理をし、そうでない方が外で働くのがベストですが、そうも行かないでしょうね。

料理音痴の奥様が、どうしても料理を作らないといけない場合は、やはり、

料理の基本は必修です。本屋に行って調理師試験の対策本を買って読み込みましょう。

・味を付けるとはどういうことなのか。

・火を通すとはどういうことなのか。

そこはまず、論理的に押さえましょう。

勿論サラっと読んだだけではダメなのであって、腑に落ちるまで理解して、決して忘れないほど読み込みましょう。

もし理解できない部分があったとしたら、それは中学校卒業程度の理科を忘れてしまっていることが原因かもしれません。そこから学び直しましょう。

一方、諦めた方が良いこともあります。

・手先がどうしても不器用な方は、美しい盛り付けは諦めて、ザックリした盛り付けにしましょう。味の大勢に影響ないですからね。

切り口の良し悪しが重要となる料理=例えば刺身はやめましょう。

・それから料理屋のマネはやめましょう。

料理屋には、厨房の中にもホールにも何人もの人がいます。そのマンパワーが在ってはじめて成り立つこと~例えば、テーブル設営は「ほどほど」にしましょう。

レストランのような素敵な御自宅を持っていて、それを雑誌に取材させている奥様~例えばハトヤマ元総理の奥様もおいでですが、そうしたければ、まずご主人様にハトヤマ家の御曹司に成って貰いましょう。それが先決ですな。

それから最後に、

・ネットのレシピ投稿サイトを利用するのはやめましょう。

世の中には、相当確率で味覚音痴・味覚障害の方がおいでです。だからレシピ・サイトは玉石混淆ですし、まともなレシピであったとしても、御主人様の味覚に合うかどうか分かりません。結局当てにするべきではないと思います。

御主人様とレストランに行って、御主人様が「旨い」と言ったら、その店のシェフのレシピ本を使いましょう。

そうそう、それから、

・「持ちレシピ」をあまり増やさずに、出来るレシピを改善することに注力しましょう。私なんか「持ち歌」は、

「上を向いて歩こう」

「明日があるさ」

「お嫁においで」

「花」

「鉄腕アトム」

「宇宙戦艦ヤマト」

「真夏の果実」

「島唄」

「ランナー」

「ギンギラパラダイス」

だけですが、これだけで何とかなりますね。ジャンルの構成としては、

・昭和戦後歌謡3

・小学校唱歌1

・アニメソング2

・バブル以降の歌3

・おふざけ1

という構成で、バランスは良いと思いますよ。

「マズ飯嫁」の皆さんも頑張って下さいね。

 

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.195日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,食育ナウ — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)