ハンバーグ通検定
ハンバーグについての記事を、このブログの6/23号にUPしましたら、
「すき焼き通検定」の合格者であるYS乃さんから、
ハンバーグ通検定が始まったら受けてみたい(笑)
というコメントが入りました。で、早速作ってみました(笑)
<ハンバーグ通検定第一問>
ハンバーグの起源は、馬肉を使った労働者向けの生肉料理「タルタルステーキ」とされていますが、その「タルタルステーキ」を考案したのは、
① トルコ人 ②モンゴル人 ③フィンランド人
正解は②です。
モンゴル帝国は13世紀頃に、ユーラシア大陸のほとんど全域を支配するほど膨張し、ついにはロシアをも征服しました。
モンゴル人は騎馬民族ですから、硬い馬肉を細かく刻むことで、食べやすくする、という方法を考案したのですね。
その方法が「タルタルステーキ」と成って西洋にも伝わり、私が子供の頃はホテルの洋食レストランなどでも注文できたものですが、今は衛生上の問題が指摘されて、あまり見かけなくなりました。
その「タルタルステーキ」が、何故かドイツのハンブルグで労働者向けの食事として流行し、それが移民によってアメリカに伝えられた時「ハンバーグ」と呼ばれるようになったのだそうです。
このように元々は馬肉でしたが、西洋には馬肉食を忌避する国もあり、やがて安価な合い挽き肉(たとえば鶏肉と豚肉)も、「ハンバーグ」と呼ばれるようになった模様です。
「ちんや」の場合は、牛=豚の合挽きです。
「つなぎ」として、みじん切りにしたタマネギを入れますが、「ちんや」の場合、炒めていないタマネギを入れるのが特徴です。
それからレストラン「ちんや亭」でハンバーグをお出しする場合は、ソースに牛脂を融かし込んでいるのも、もう一つの特徴です。
この脂は挽かれた牛肉と同じ牛から来ていますから、ソースとハンバーグ本体の橋渡しになります。
是非一度お試し下さい。
「ハンバーグ通検定」を目指すような、ハンバーグ好きな方も、「肉が苦手・・・」という方も、両方の方に食べていただきたいですね。
追伸①
「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。
<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に
<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで
<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)
<定員>60名様
*おかげ様にて満員になりました。ありがとうございます。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は353人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.213日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。