GHQのすき焼きパーティ

その日もツイッターに「すき焼き」と入れて検索していました。で、発見しましたのは、

「昭和29年3月、GHQに接収されていたときに館内で撮られた写真。アメリカに帰国する将校のさよならパーティが地下食堂(現在はない)で開かれた。メニューはすき焼き。将校の後ろには三味線奏者の姿が。これは貴重な1枚。」

という@gakushikaikanさん(=神田錦町の学士会館)のツイートでした。

画像を開いてみますと、たしかに米軍将校とおぼしき人物が鍋を箸でつついています。写真の縁に「極東空軍士官クラブ」と印刷されていますから、空軍さんなのでしょう。

空軍さんは、着物の日本人女性たちに囲まれていますが、この人たちがすき焼きを作ったのでしょうか。

それとはまた別に、後ろの壁際に三味線をかまえた着物の女性が写っています。BGMのようです。

鍋は銀色で、鉄製には見えません。

たしかに貴重な写真ですね。

こういう写真が残っているのは、学士会館の建物が時代の風雪を乗り越えて来たからです。建造は昭和3年5月20日で、国の登録有形文化財だそうです。

GHQに接収される前にも、昭和11年(1936年)の2・26事件の時は東京警備隊司令部が置かれたり、昭和16年(1941年)に太平洋戦争が始まると、会館屋上に高射機関銃陣地が設けられたりと、なかなか苦労していますね。

しかし、その学士会館を、私のような私学出は親しんで利用してきませんでした。神田ですから、近いんですけどね。

だいたいですね、大正8年(1919年)に原敬・政友会内閣によって「大学令」が施行されるまで、慶應も早稲田も卒業生に学士号を授与できませんでした。

それ以前は、慶應も早稲田も大学ですらない「専門学校」扱いで、帝国大学つまり東京帝大と旧七帝大だけが「大学」でした。

学士様というのは、要するに帝国大学の出身者のことで、学士会館は、そう、その学士様の為の社交場だったのです。

そういう次第で学士会館は、帝国大学を出てない者にとっては、本来「お呼びでない」場所なのですが、今回すき焼きの写真を見て「久しぶりに行ってみようかな!」と思いました。今は勿論、誰でも利用できますからね。

早速、現在の学士会館の和食部門「二色」のメニューを調べてみますと・・・

寿司がメインで、天麩羅が少々と、何故かステーキ重だけが在ります。

すき焼きは、

無いですね・・・

けっ、これだから国立出はイヤなんだ!

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.194日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

社員章

今日は、ある酒類メーカーの社員さんから聞いた、今時のイヤな話しです。

ある夜、その会社の社員さんが酒を飲み⇒ご機嫌になって電車に乗り込み⇒誤って優先席に座り⇒眠り込んでしまったそうです。

そうしましたら、乗り合わせた乗客が、その様子をスマホで撮って、

怪しからん!

という抗議文を付けて会社へ送りつけて来たというのです。SNS社会のブラック面ですね。

実にイヤな時代になったものです。その昔美智子様の御成婚が決まってから、美智子様のお父上は酒席に出ることを控えるようになったと聞きましたが、今時は一介のサラリーマンも品行方正を要求されるようです。

この事件は、やり口が卑怯です。本当にその場に席を必要とする人がいたのなら、起こして譲るように言えば良いんです。カンタンなことです。

それをわざわざメールなんて、根性が曲がっているとは当にこのことでしょう。

イヤな話しは続きます。この事件を受けて、この会社では、飲み会のある夜は社員賞を胸に付けること控えるようになったというのです。

社員賞を付けなければ、そのメーカーの人間とバレずに済みますからね。

これは実に嘆かわしい話しです。夜更けても社員賞を胸に飲むのがメーカーの社員さんの誇りだったと記憶しています。

私などは、夜の巷でそういう方と居合わせた時、深い敬意を抱いたものでしたが、そんな昭和な夜の風景は過去のものと化して行くのでしょうか。

だいだい想像するに、ですよ、この事件は、王冠キャンペーンに落選した消費者が腹いせに嫌がらせをしただけなんじゃないかと思います。はい、そうに違いないと断定しますね、私は。

そんなメールを真に受けないといけないなんて、実に気の毒です。大手さんもつらいですね。

憂さを晴らすのにまた飲んで⇒また優先席に座っちゃいそうですな。

お気をつけを!

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.193日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

エレジー

世田谷文学館の「上を向いて歩こう展」を観に行きましたら、グッズ販売コーナーで『上を向いて歩こう』というタイトルの本を見つけました。結構分厚い本です。

著者の佐藤剛さんは音楽プロデューサーの方で、ザ・ブーム、宮沢和史、ZELDA、喜納昌吉&チャンプルーズ、ザ・プライベーツ、ヒートウェイヴ、中村一義、小野リサ、ハナレグミなどのプロデュースを手掛けた方です。小林幸子の50周年シングル「蛍前線」もプロデュースしたとか。

その佐藤さんが、一冊丸ごと「上を向いて歩こう」について書いたのが、この本です。

この歌が、戦後復興の中でどのように産まれ⇒育まれ、世界の「スキヤキ」になったのか。中村八大、永六輔、坂本九、その他多くの人への膨大な取材に基づいて、「昭和という時代の息遣いを追いながら書き下ろした、ヒューマンドキュメント」です。

拝読しまして、この曲が世界中に受け入れられた理由が何だったか、を知りました。

それは「この曲がエレジーだったから」~そう佐藤さんは書いています。

ザ・ブームにも世界中でヒットした曲がありますが、それは『島唄』で、これもやはり沖縄の哀しみを描いたエレジーです。

世界中の人々に受け入れられるのは、たいていエレジーだ、という佐藤さんの説に、私は納得しました。

良く考えてみれば、「上を向いて歩こう」がビルボードで1位になったのは1963年です。あの大戦争が終わって18年しかたっていませんね。

なのにアメリカを訪問した日本人の九ちゃんは群衆から熱狂的な歓迎を受けたのです。ありえないことです。

2001年のテロと比較してみましょう。

あの時「米国本土が攻撃されたのは真珠湾以来」と言われましたよね。あれから12年ですが、今のアメリカの大衆が、アフガンやパキスタンやスーダンの歌手を歓迎するなんて想像もつきません。

でも、九ちゃんは歓迎されました。

何故でしょう。

九ちゃん個人の魅力も当然あったと思いますが、やはり曲がエレジーだということは、決定的だったろう、そう私も思います。

アメリカは戦勝国で、戦後は空前の繁栄を謳歌していましたが、出征して帰還した兵士達が心の底から勝利に酔っていたわけではありませんね。心中には深い哀しみが在ったと思います。エレジーを求めていたのです。

もっとも、元浅草のご出身の永六輔さんがこの詞を書いたキッカケは、安保闘争敗北の哀しみでした。そんなことをアメリカの大衆は、おそらく知らなかったと思いますが、それでも曲が湛える感情は大勢の人に伝わりました。

この本は、そんな歴史について、さらには歌の力、音楽の力について、あらためて思いおこさせてくれました。

岩波書店2011/7/14刊行。ISBN-10: 4000222198、ISBN-13: 978-4000222198

ところで、本日6/8は「スキヤキ」が、1963年にビルボードで2位になった日です。そして次週6/15に、ついに1位になります。

その6/15から50年を記念して「ちんや」では、以下のようなイベントをいたします。ご都合がつきます方は、是非浅草へお出かけ下さいませ。

 「スキヤキ・ソング」50周年記念 

「ちんや」で九ちゃんのCDが当たる週間

 平成25年6月15日(土)~23日(日)

・「ちんや」御座敷で食事なさった後、レシートを「ちんや」売店内の

 抽選所にご持参下さい。お1人様1回抽選に参加できます。

(料理一人前をご注文いただいた方に限らせていただきます)

(「ちんや創業感謝祭」と同時に参加なさることはできません)

<1等>「上を向いて歩こう」CD

<2等>世田谷文学館「上を向いて歩こう展」入場券

<参加賞>「ちんや」金券133円(参加賞は全員に差し上げます)

 *「音のヨーロー堂」さんと世田谷文学館さんのご協力により開催させていただきます。誠にありがとうございます。

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.192日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

佐渡の金賞酒

「料飲三田会」の総会が「ちんや」で開催されました。

私は会の会計担当でもあるので、店の主人役に加えて、決算報告・予算の説明・領収書づくりもするわけで、当然ハードでした。

でも、この会の会合を自分の店でやっていただけるのは大変光栄なことですから、ハードだからと言って断る手はありません。

有り難くお請けいたしましたところ、業界の大先輩方が集まって来ました。

さて、今回の宴会のメインテーマの第一は御酒でした。

佐渡の尾畑酒造さんは私の同期で、「料飲三田会」の会員でもありますので、彼女に頼んでスペシャルなものを出していただきました。

・本年度新酒鑑評会金賞受賞酒

・「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」金賞受賞酒などなど、デザート用まで。

「ワイングラスで美味しい」というからには、勿論ワイングラスで飲んでいただきました。ワイングラスは、ぐい呑みより酒の香気を楽しめます。

ワイングラスを多数使うと洗い物が大変なんですけどね、洗い場さんには頑張って貰いました。

さらに!燗酒は座敷の中で土鍋を使い湯煎で燗つけしました。

やはり湯煎は良いものです。温度を好きに調整出来ますし、土鍋は風情もあって楽しいです。

実は「座敷で土鍋で燗」はマイブームでして、実際の問題としては営業用には、かなり実現しにくいので、こうして自分が参加する宴会で、半ば趣味のようにやっています。

さて、二番目のテーマは消化酵素とデトックスです。

え、肉じゃないのか、って?

まあまあ、肉も旨いものを出しましたよ。でも、それは当然ですから。

旨い肉でも、御自宅に帰ってからモタレたり、翌朝出るものが出ないと困るんです。それに、「料飲三田会」は人生の大先輩が大勢見えますので、消化酵素とデトックスは重大なテーマなんです。

と、いうわけで消化酵素として「口がわり」の「パインのマリネ」。

先付の1点の「牛モモ肉みぞれ和え」の「みぞれ」には、パパイヤ・マンゴーを加える、といった感じです。

デトックスには、やはり野菜ですから、変わりザクが必要です。

熊本の「早獲り蓮根」、それに、

少し時期が早めですが、賀茂茄子をすき焼きに入れていただきました。

皆さん、食後の感じはどうだったのでしょう。

狙い通りに行っていれば嬉しいんですが、結局佐渡の御酒を通院イヤ痛飲。二次会の向島にまで繰り出しましたから、こういう細かい仕事の成果は行方不明だったかもしれませんね。

でも、まあ、いいんです、皆さん、喜んで下さったようですし、私も楽しかったですから。

う~い、ひっく。

以下は献立です。ご参考まで。

先付け① 馬鈴薯豆腐の銀餡かけ、サイ巻海老など

先付け② 牛モモ肉みぞれ和え、パパイヤ、マンゴー(消化酵素)など

前菜   

 浅草揚げ(本物の浅草海苔を使用)、

 味噌姫栄螺、

 蛍烏賊自家製スモーク、

 小芋雲丹焼、

 万願寺揚げ浸し

すき焼き肉 

 黒毛和種、雌、個体識別番号:1334603752、

 家畜改良事業団広島産肉能力検定場産

 平成22年8月28日生まれ⇒25年4月17日と畜

 肥育32か月、熟成6週強 

ザク 

 葱(千住葱)、

 豆腐(「市川食品」浅草)、白滝(同)、

 春菊(宮城県)、

 椎茸(群馬県)、

 江戸麩

変りザク 

 初獲り蓮根(熊本県)、

 賀茂茄子(京都府)

口がわり パインのマリネ(消化酵素)、

デザート 杏仁豆腐

日本茶  増田園総本店(浅草)  

<献立終わり>

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.191日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

 

車椅子

オトタケさんの入店を拒否したイタリアンが「炎上」したようです。

オトタケさんとは勿論『五体不満足』で有名な方で、炎上と言ってもツイッター上の「炎上」です。

その、入店拒否をした店は、銀座のビルの2階にあり、エレベーターが止まらないなど障害者に優しくない作りになっていて、その点について店のHPには「お気をつけ下さい」としか書いていなかったようです。

エレベーターが在るのに止まらないって、そんなことがあるの?

とお思いでしょうが、銀座には結構そういう店がありますね。

そういう店は、建物の外付け階段をメインの通路にして、外から入りやすくしてあります。結果入口がエレベーターの方ではなく外を向いているので、エレベーターは2階を通過するようにしてあります。

銀座は家賃が高いですからね、ビルの2階へも入りやすくして繁盛させるための工夫をした結果、そうなっているのです。

オーナーさんは、車椅子の方は「お気をつけ下さい」を読んで⇒事前に連絡を入れてもらえる、と思っていたようですが、そんなことをする必要はなく、普通に車椅子で乗り着けても店が対応するべきだ、と考えるオトタケさん側と折り合うことができなかったようです。

さて60万人のフォロワーを持つオトタケさんが、この店の実名を挙げて批判したことで「炎上」は起きました。

店は抗議の電話が鳴りやまず、営業不能になった模様です。

一方オトタケさんにも批判のツイートが多数寄せられ、こちらも炎上となった模様です。

車椅子の予告をするべきだったかどうかは賛否が均衡。

しかし、それ以上に問題になったのは、オトタケさんのような有名な方が、雑居ビルの2階でやっているような、たぶんスタッフも10人とか20人とかしか使っていないような、ごく普通の店を攻撃した点です。

いかに正義の戦いであっても、これでは兵士が10人しか駐屯していない基地に、大陸間弾道弾を打ち込むような話しですから、戦いの手法が適当だったか問題となりましょう。

今後のオトタケさんの講演の、客の入りが心配ですが、まあ、それは私には関係ないですね。

で、この話しを報道するテレビを視ていて、私が感心しましたのは、ある湖面テイタ―いやコメンテイタ―の方が、

通行人に助けを求めれば良かったのに。日本も、そろそろそういう社会に成っても良い頃なのではないか。

と言ったことです。私はこれに賛同します。

実は昨年「どぜう飯田屋」の若旦那が乗っていた都営バスに、障害者の方が乗り込んで来ました。

当然バスのドライバーさんが、その対応をするのですが、一人ですから大変ですね。見かねた彼は立ち上がって手助けをしました。

日頃から店で仕事をしていてバリアフリー問題には悩まされていますから、ドライバーさんの状況に同情したのでしょう。

浅草には、そういう市民が少なくとも一人います。もっと増えたら良いのに!と思います。

だいたい、障害者と店が1対1で対峙しては、双方アンハッピーになりますね。

一介の個人経営の店が車椅子に充分な対応が出来るかと申しますと、それは「いつでもOK」とは言えないのが実態です。

「予告くらいして欲しい」というのが本音でしょうが、オトタケさんのような、予告無しでも当然対応すべきだ、というお考えの方とは折り合えません。

でも、通行人が助けてくれれば別です。障害者の方をサポートするための負担を、より多くの方が担うようにならないかなあ、そう願います。

なお「ちんや」の場合は、店内用の車椅子を用意してありまして、玄関でそれに乗り換えていただきます。店内は土足NGの和風建築ですから、乗り換えていただくわけです。

でも店内用車椅子は1台だけなので、やはり予告をして欲しいです。HPにもそう載せています。

それから、今のところ、バリアフリー化のために改装する気はありません。

和風の造りで下足番がいる、現在の店舗の形態を護ることが、私の使命と考えるからです。

この考えは、世相のうつろいと共に「非常識」と言われるようになるかもしれません。現にアメリカで1990年以降に建てられた建物は、皆バリアフリーなのだとか。

この件で、私の立場が全ての方に諒解していただける、とは思いません。

でも、問題が在るからと言ってそれに触れないのも不誠実ですね。ですので、現状と方向性を、ここに明らかにさせていただきました。

ご高配を賜りたく、お願い申し上げます。

 なお私のツイッターのフォロワー数は、たったの570名様です。トホホホ。

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.190日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

エベレスト登頂

冒険家の三浦雄一郎さんのニュースを視ていて、

おっ!と思いました。

史上最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功し、首都カトマンズに下山した時記者団に、

温泉にどっぷりつかって、ゆっくり、のんびり日本酒を飲みたい。寿司とすき焼きを食べたい!

と笑顔でコメントしたそうなのです。

下山途中一時脱水症状に陥り、危険な場面もあったようですが、結局同行した医師によると血圧は安定しており、健康状態は問題ないとかで、素晴らしいことです。快挙です。

だいだい、こういう場面で、

イタリアンを食べたい!

という冒険家はあまりおりますまい。いたら話しが盛り上がりません。

私なら、すき焼と鰻と焼鳥と言うところです。80メートルの丘に登頂しましたら、そういう台詞を吐くことにしましょう。

それに、ですが、日本酒が付いているところが非常に良いです。

シャトー・マルゴーを飲みたい!とか、

シャトー・ラトゥールを飲みたい!とかでは決して話しが盛り上がらないだろうと、容易に断言できます。

三浦さんは、さらに続けて語り、

80歳からスタートだと思えば、人生楽しくなる、

次の目標は、世界6位の高峰チョーオユー(8201メートル)からのスキー滑降

と話したと言いますから、恐れ入って何も申せません。

まずは、その前に、心行くまですき焼きをお召し上がりください。

ご登頂、誠におめでとうございました。

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.189日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

大東京繁昌記

知人の編集者氏が、すき焼きを食べに来てくれたのですが、

最近この本を出しまして・・・

と差し出された御本を見て、

あれ!

と思ってしまいました。その本の挿絵の原画を、先日展覧会で観たばかりだったからです。

その御本とは『大東京繁昌記 下町篇』(講談社文芸文庫)です。

この中の「大川端」の項の挿絵が、木村荘八の作でして、その展覧会を観て来たことは、このブログの4/27号に書きました通りです。

絵の作者・木村荘八(きむら・しょうはち)のことをあらためてご紹介しますが、洋画家・荘八は明治26年(=1893年)に東京・両国広小路の牛鍋店「いろは牛肉店」第八支店に生まれました。

荘八の父・荘平は、当時日本最大の牛鍋チェーン店「いろは」を経営し、「いろは大王」と言われた人物でした。

多数の愛人・妾がいて、東京市内20箇所にのぼる支店に、その愛人をそれぞれ配置して経営にあたらせたことが有名です。

画家になった荘八は、その妾腹の第八子なのです。

荘八は、やがて浅草に在った第十支店の帳場をまかされますが、画業の夢を断ちがたく、帳場をしながら絵も学び、やがて画家として成功します。

その荘八の、生誕『生誕120年展』が、東京駅の「東京ステーションギャラリー」で5/19まで開かれていて、『繁昌記』の挿絵の原画も展示されていました。

その絵の入った本を、知人が編集していたと知り、まったくの偶然なのですが、とても驚いた次第です。

肝心の内容ですが、

「関東大震災から四年、復興へと邁進する帝都・東京の変貌する姿と、いまだいたる所に残された災害の傷痕を、当時を代表する文豪、画家たちが活写した名随筆」で、昭和2年に「東京日日新聞」で連載されたものを復刊したものです。

文は芥川龍之介、泉鏡花、北原白秋、吉井勇、久保田万太郎、田山花袋といった下町ゆかりの文豪達。

木村荘八の「大川端」の部分の文は、吉井勇です。

ご購読はこちらからどうそ。

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.188日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Say Sukiyaki!! 

SNS時代がやってきました。飲食店の現場が今どうなっているか、お伝えしておきましょう。

飲食店それも上等な料理を提供する店は、当然ながらSNSにUPする格好のネタですから、連日デジカメでカシャカシャする方たちがいます。

フェイスブックなんてものはそもそも、自分がハッピーな姿を人様にひけらかすツールです。自分は、

・こんな高級な店に行けるほど、経済的に成功しているんだ!ということを示す画像か、

・自分は一緒に食事をする仲間に恵まれているんだ!ということを示す画像が必要です。

前者を志向している人は料理や内観をカシャカシャ、後者を志向している人は記念写真を撮りたがります。

そう、お客様はフェイスブックやツイッターにUPする写真を撮ることが最終目的で、すき焼き屋に見えているのです。

だから、その写真が上手に撮れなかったら、すき焼きが美味くても、目的が達成されたことにならないのです。

ですので、弊店のスタッフには、お客様が記念撮影をなさりたい場合は積極的にシャッターを押して差し上げよう。さらに!最高の笑顔の写真が撮れるように盛り上げて差し上げよう、と言っています。

盛り上げるところまでが、我々の本業なんです。店サイドとしては「すき焼きを食べさせれば終わりで、そこまでが本業」と思ってしまいがちですが、間違いです。

だいだい、ですね「シャッターを押して下さい!」と言われて押すだけなら、中世の召使いと同じレベルの労働ですね。

そこを一段階超えて、素晴らしい笑顔が撮れるよう、盛り上げて差し上げれば、きっと、

「ちんや」のお姐さんが上手く盛り上げてくれたので、良い写真が撮れたなあ!

と御客様の思い出の中に記憶して貰えます。

SNS時代は、そこまでやって、それでやっと任務終了と思わないといけません。

で、その方法ですが、

笑って下さい!

笑顔下さい!

は、あまり上手く行きません。むしろ緊張してしまいますね。

どうするか、と申しますと、

Say Sukiyaki!! と叫ぶことを弊店では推奨しています。日本人の写真を撮る時はゼッタイSukiyaki!! がお勧めです。

外人さんがSay Cheese!! と言う時は「チー」にアクセントがありますから、自然と口が横に拡がって歯が出て笑顔に見えます。

でも日本人が「ち~ず~」と言うと「ず~」にアクセントが付いて、皆オチョボ口に成ってしまいます。 

デパートなど接客業の皆さんは、出勤前に鏡を見てWhiskey!! と言うようですが、これも「イー」で、口を左右に開く練習という意味で同じですが、やっぱり日本ではウイスキーよりスキヤキですよね。

結局日本人にはSukiyaki!! がお勧めなのです。

濃ゆいメンバーが集まった場合は、

「ネーギー(葱)!」も良いかもしれません。

「スキヤキ~!」と叫べ、きっと思い出に残る、最高の笑顔の写真が撮れます。

それでは、皆さん、

「ス~キ~ヤ~キ~!」

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.187日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

上を向いて歩こう展

「世田谷文学館」で「上を向いて歩こう展」が開催されています。

私は、この歌を数限りない回数歌っていますが、直筆スコアを見たことはありませんでした。今回はそれが展示されていると言いますから、行かねば罰が当たります。押っ取り刀で行って参りました。

さて、今この歌に関する展覧会が開催されているのは、1963年6月15日に全米チャートで第1位を獲得してから、今年が50周年に当たるからです。

この歌は、その後さらに世界中でヒットしましたが、わが国ポップス史上でこういう規模のヒットは、今までありません。史上最大の快挙と言っても過言ではないでしょう。

最近では東日本大震災後に、何人もの歌手が「上を向いて歩こう」を歌うCMが流れていたのを思い出しますね。

そんな記念すべき年、ということで開催されています。

さて今回の展示では、

中村八大、永六輔、坂本九の名曲誕生の秘話

高度経済成長や安保闘争といった歴史的背景

さらには、

「SUKIYAKI」が70ヵ国以上に広まった背景

といった整理の仕方で展示されています。

主な出品資料は、

中村八大直筆スコア、初演の楽譜の他に、

全米レコード協会から坂本九に贈られたゴールドディスク、映像「KYU SAKAMOTO in THE STEVE ALLEN SHOW」、

「夢であいましょう」台本、「冗談音楽」台本、

「SUKIYAKI」各国版レコード、楽譜、村上雅則関連資料・・・

などなど、とにかくお宝の山と申せましょう。

個人的に「へええ!」だったのは、「70ヵ国以上に広まった背景」のコーナーです。

その背景には、日本の音楽を世界市場に普及させる夢と志を持った、一人の日本人の存在が在った、というのが、この展示の眼目です。この歌を世に広めるために尽力した人々と、この歌を聴きながら海外で活躍した日本人に焦点が当てられていました。

特に、敗戦の日本から海外に出て、彼の地でこの歌を聴いていた人達の想いを伝える資料は、同朋なら涙なくして見ることはできないと思います。

原発事故を経験した、今の日本人の気持ちに通じます。

♪上を向いて歩こう 涙がこぼれないように♪

皆様も、是非ご覧あれ。6/30までです。

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.186日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

当世シニアお一人さん事情

テレビの情報番組で、当世お一人さん事情を特集していました。

しかも、シニアのお一人さん事情に絞った話しです。

登場するのは、

お一人さんで焼き肉に行くシニア女性(要するに、お婆さん)

お一人さんでカラオケに行くシニア女性(これも、お婆さん)

お一人さんでネットカフェに行くシニア男性(お爺さん)、さらには、

お一人さんで旅行に行くシニア女性まで。

ここに出て来る皆さんは、おつれあいを亡くしたのではありません。しっかり結婚しておいでなのですが、お楽しみは一人で、なのです。

まず、お一人さんで焼き肉に行く女性の言い分が驚きます。

焼き方が家族と違う。つまりこの方はカリカリ・焦げ焦げに肉を焼きたいのですが、それを家族に許して貰えないのだそうな。

次にお一人さんでカラオケに行く女性の言い分は、

歌の趣味が違う。この方は演歌が好きでなく、新しい歌を歌いたいのです。

続いて、お一人さんでネットカフェに行く男性の言い分は、

家に居ると婆さんが話しかけてきて、リラックスできないのだけれど、外でリラックスしてから、その後で婆さんと対面すると「寛容になれる」(!)

さてさて、お一人さんで旅行に行く女性の言い分は、

夫婦で旅行すると必ず喧嘩してしまうので、別々に旅行して土産話しをする方が楽しい。

いやはや。

私の、お一人さんへの見方がかわりました。

「ちんや」へもシニアのお一人さんが結構見えるのですが、

昔婆さんと二人でここへ良く来たんだよ!その婆さんは、おととし死んじまってねえ・・・

という状況が多いのだと確信していました。だから、そういうお一人さんは大事にせねば、と確信していたのですが、このテレビの情報が正しければ、単なるワガママで、弊店へ見えているシニアも結構多い、ということになります。イヤな感じですね。

たしかに「死んじまってねえ」系のシニアは、そのストーリーを店の者に語って下さいますが、「焼き方が家族と違う」系のシニアは、詳しい事情を店の者にあまり語らないかもしれません。

要するに、です、婆さんは浅草今半さんの「焼くように煮る」がお好きなのだけど、自分(=お爺さん)は「ちんや」風が好きだから、それで見えていた、と考えることも出来るです。

うーん・・・

か、歓迎しますよ、一応。

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。

不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。

ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.185日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)