TVの撮影がありました。

  日本テレビの、昼の帯番組「ヒルナンデス!」の中に、毎週木曜日にやっている、「百年超えてるンデス!」というコーナーがあるのですが、今回はそこにお採り上げいただきました。

  この地球上に、およそ200を数える、世界中の国々の中で、

 日本が誇れるもの…!それは老舗の数!

 その数、東京だけで、なんと2000以上!

 世界に名だたる老舗大国、それがこの日本なのだ!

  創業100年を超える老舗に隠された伝統や技術を学び、

  この厳しい現代を生き抜く術を見つけ出せ!

という企画なのだそうです。

 ご出演は光浦靖子さま、「関ジャニ∞」横山裕さま、村上信五さま。

 で、このコーナーのキーワードは「掟」だそうです。各店で「掟」を探すのが決まりごとなのだとか。弊店についても「掟」はあるのか、とご質問がありました。

 どうも、テレビの人って、こういう言葉が好きですよね。

「掟」はありませんよ、手前どもは忍者じゃないですから。そういう言葉は使っていません。

  在るのは、お客様あるいは世間に対する、お約束、です。

 「ちんや」に文書になった「掟」はないので、私が「ちんや」の歴史を調べた中で、「こういうことかな」と思っていることを申しますと・・・

 まず①店の者が品質について自己満足して、②そういうものだけお出しする、ということを世間に対して「お約束」して、③それを相当の長期間、意地でも、ルールとして守り続ける、という3つが、ポイントと思っています。

  品質については、私は自己満足という単語を悪いニュアンスで使いません。商売は自己満足している姿を世間に見せていくのが大事だと思っています。

  ハッキリ言って、世間には味のお分かりにならない方が沢山おいでです。そういう方々の「違いがわからない!違わないんだから安い方が良い!」なんて声を真に受けてイチイチ動揺していたらダメですよね。信頼感が揺らぎます。

 一方、相当の長期間というのは、世間の人を驚嘆させる位長期間でないといけません。しかも途中ゼッタイ休んではいけません。「24時間テレビ」という番組がありますが、あれも24時間でなければダメなわけで、8時間や12時間じゃダメですよね。

 じゃあ、「ちんや」さんでは、どういう数字が「相当の長期間」なんですか、ってご担当のの方に聞かれましたので、そうですねえ、個人での継続ということを考えたら、365がまず最初のボーダーだと思いますね、ちなみに私のブログは410日続いてますよ。正月も、三社の日も、地震の日も。

とお答えしたら、冗談で言ったんですけどね、その担当者さん、随分感心したらしく、

「それ、収録で言って下さい!」

という次第で、言っちゃいました、テレビで。ブログの宣伝を。

 どうしようかなあ、そういう人がここへ見に来たら。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて411連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: 今日のお客様,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)