戦略会議
3/29に「台東区新観光ビジョン戦略会議専門部会」に出席しました。区役所から委員に任命されているからです。今回が、この会議の最初の会合でした。
この会議は、既に策定された「台東区新観光ビジョン」の実施状況を戦略的にフォローする、という性格の会議で、以前にこの「ビジョン」の「策定委員会専門部会」の委員だった私は継続して任命されています。
メンバーは、と申しますと私のような地元委員が6人。対するに学識委員の先生方が4人です。そのメンバーで「台東区新観光ビジョン」の実施状況を戦略的に検討していくハズでしたが、そこへ、あの大震災です。
「初回ですから、自己紹介を兼ねて、まずはフリーに話しますか。」という一言をかわ切りに、地元委員からは、区内観光業の惨状について、怒涛のボヤキ・嘆きが噴出しました。
困ったことです、でも実態ですので、私も勿論、ボヤキに参戦しました。海外の観光業の事例で、天災や戦災の後に再建した事例があったら、お教え願いたい、と発言してみました。
学識委員の先生方は、予定とあまりに異なる展開に焦ったことと思いますが、そこはさすがに高名な方々です、気をとり直して、海外の事例について話して下さいました。
9.11テロの後の、ニューヨーク
インドネシア大津波の後の、プーケット島
が、いかに観光業を再建したか、説明して下さいました。
しかしですよ、住吉さん、原発までが関係した、今回のような事例は、世界史上かつてない事態ですよ。ここからどう立ち上がるか、という完璧な処方箋は、それはありませんね。無いです。日本人が、いかにそれを成し遂げるか、そこが世界から注目されているところと思います。
そうお答えをいただいて、ハッとしました。
偉い先生にわざわざ説明していただくまでもなく、今回と同じような事例は、あるはずもありません。
日本人一人一人が、自分の頭で考え、自分の体で行動するよりない。それは言われてみれば、当然のことです。
今、私たちの言動が世界から注目されています。
被災者の方々のお気持ちに配慮しつつ、しかし観光業・飲食業・エンターテイメント産業も再建しないといけません。
復興するぞ、ニッポン!
でも、かけ声だけじゃダメだぞ、ニッポン!
智恵を結集しましょう。
追伸①
雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。
その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。
JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。
追伸②
仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。
宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。
美味しく食べて被災地支援を!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて402連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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