雇い入れ

 昨日も福島で余震がありました。

 で、その地震で食事に行けなくなった、という人がおりました。東京は大したことないにもかかわらず「予約をキャンセルしたい」って。

 台東区在住だって事は存じてますよ。本当に被災した方だっておいでなのに、嘘は良くないですね。恥ずかしくないんですかね。さて、

 先日ツイッターのタイムラインを見ていて、人材派遣会社を経営されている、旧知のC花女史のツイートを発見しました。

 「仙台TKPカンファレンスセンターにて面接会なう。震災で被災した方ばかりです。能力が高く良い方ばかりです。この面接会を行って本当によかった。皆さんのお役にたてて本当によかった。当社にご応募頂きましてありがとうございました。<(_ _)> 」

 読んだ瞬間、超速リプライしたことは申すまでもありません。

 貴女は偉い!

 実は、同様に浅草でも、被災地の方を雇い入れよう、と活動しておいでの方もいます。大変素晴らしいと思います。尊敬です。

 しかし、その浅草観光産業も、原発・停電で冷え込んでいて、深刻な事態です。しかもその状況が長期化しそうです。

 そうした中で雇用を拡大する、ということは、会社経営上、重大な負担となる可能性があります。被災地支援は当然ですが、自らリスクを負ってまで支援するのは、なかなか困難と思います。

 だから、それよりもまず需要を発生させることを考えないといけません。需要の発生⇒雇用の発生、という経済の道理を踏んだ上で、被災地への支援をする方法が順当と思います。

 そのためには、今、被災地の産品を仕入れて売り、そのことを宣伝することが、やはり良いと思います。河野俊嗣 ・宮崎県知事も、県民にツイッターで「震災支援消費活動(チャリティ消費)」を提案されています。

 例えば、被災地産の酒を買った方に、浅草らしい希少性の高いノベルテイーを差し上げます。そうすれば、被災地産の酒が他県産より売れて行きます。

 さらに、そうしたサービスをしていることを、ネットやマスコミを通じて、PRすることにより、それに共感して下さった方を、お客様として浅草へ呼び込みます。

 このように、被災地の産品を仕入れをすれば、先方企業の仕事が増え、現地で人を雇い入れることができます。

 お客様として浅草へ呼び込む=需要の発生⇒(現地での)雇用の発生、という流れをなんとか造り出したいものです。

 まだ発表できませんが、勿論、私たちは策を練っています。

 今回、三社祭を中止したことで、浅草もすっかり評判を落としています。三社に使うハズだった経費を義捐金として寄付する予定なのですが、そちらの方はあまり報道されず、中止したことだけが有名になりました。

 それに「三社に使うハズだった経費」といっても、大企業やセレブの皆さんの巨額寄付の前では霞みますよね、実際問題。

 でも、このままの状態を座視しているわけではありません。我々らしいやり方で、世間を驚かせる日が来ると思います。請う、ご期待。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて408連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに面識のある方々だけが載っているリストです。まるごとフォローを、遠慮なく。

 

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)