馳走

え?

大人でも意味をご存じない方が、結構多いんだ!

と、私は食育イベントをやって知りました。

「馳走」(ちそう)の意味についてです。

たしかに日常では使わない言葉ですからねえ。

念のため、ここでご説明しますと、馳走とは、馬偏が付いていることから分かる通り、もともとは馬を駆って走り回るという意味でした。「奔走する」という意味でもありました。

昔は今と違ってデパートもスーパーも無く、食材を手に入れるのは大変でしたから、食材を入手するために走りまわってくれた人への御礼の言葉が、

御+馳走+様

になったわけです。

私は以前から、

Gochiso-samaを2020年までに世界語にしよう!

と言って来ましたが、

うーん、

先に日本人に再徹底しないとですね。

テレビで時代劇をほとんどやっていない現代ですから、誰もが「馳走」の意味を知っているという前提ではダメなようですよ、料理屋の皆さん。

追伸

「ちんや」は、誠に勝手ながら、下記の通り休業させていただきます。ご諒承下さいませ。

平成28年8月29日(月)~9月1日(木)(夏休み)  

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.371連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: ぼやき部屋,食育ナウ — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)