2016年8月25日
馳走
え?
大人でも意味をご存じない方が、結構多いんだ!
と、私は食育イベントをやって知りました。
「馳走」(ちそう)の意味についてです。
たしかに日常では使わない言葉ですからねえ。
念のため、ここでご説明しますと、馳走とは、馬偏が付いていることから分かる通り、もともとは馬を駆って走り回るという意味でした。「奔走する」という意味でもありました。
昔は今と違ってデパートもスーパーも無く、食材を手に入れるのは大変でしたから、食材を入手するために走りまわってくれた人への御礼の言葉が、
御+馳走+様
になったわけです。
私は以前から、
Gochiso-samaを2020年までに世界語にしよう!
と言って来ましたが、
うーん、
先に日本人に再徹底しないとですね。
テレビで時代劇をほとんどやっていない現代ですから、誰もが「馳走」の意味を知っているという前提ではダメなようですよ、料理屋の皆さん。
追伸
「ちんや」は、誠に勝手ながら、下記の通り休業させていただきます。ご諒承下さいませ。
平成28年8月29日(月)~9月1日(木)(夏休み)
追伸②
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.371連続更新を達成しました。
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