プレミアムフライデー

結構な話しだとは思います。

しかし、この手のアイデイアは過去に何回も浮かんだり消えたりしていて、定着したことがありません。定着させるための「本気度」が問われると私は思います。

「本気度」が問われるというのは「時短」です。報道によりますと・・・

「個人消費を喚起するため、政府や経済界が月末の金曜日の午後3時に退庁・退社し、夕方を買い物や旅行などに充てる「プレミアムフライデー」構想を検討していることが12日、分かった。経団連は政府に先行して、10月にもプレミアムフライデーの実行計画を策定する方針だ。」

「政府は2020年をめどに名目国内総生産(GDP)の600兆円実現を掲げている。経団連は、実現には現在300兆円にとどまっている個人消費を360兆円に引き上げることが欠かせないとみている。」

「プレミアムフライデーは、早い時間での退庁・退社に合わせて夕方に流通業界や旅行業界、外食産業などが連動してイベントを開催するという内容。流通業界には商品価格を引き下げる「セール」への抵抗があることを踏まえ、イベントによる消費喚起を前面に押し出していく。」

セール以外の方法で消費喚起というのは、まったく正しいと私も思います。「民泊」よりよほど良いとも思います。

ここでご提案申しますが、「毎月月末」とか決めて無理やりやろうとして結局失敗するより、回数を限定して、その日だけは必ずやる、という風にしてはいかがでしょうか。

例えば9/23。祝日の9/229/24土曜に挟まれています。

例えば10/7。3連休の前日です。

例えば11/4。祝日の11/311/5土曜に挟まれています。

逆に12月は、ただでさえ休日が多いので、さらに休むと仕事に支障を来しますから、あえて「プレミアムフライデー」は無しにする。

2月も、元々28日しかないので、「プレミアムフライデー」は無しにする。

・・・という感じです。

しかし、何はともあれ、結局は「本気度」です。「なるべくやる」では今までと一緒です。

「本気度」を是非、お示し願いたいです。

継旦連の社長様方が「プレミアムフライデー」推進サイトに動画で登場し、自分の趣味を披露した上で、「金土日でマラソン大会に出ます」とか「金土日で茶席を持ちます」とか宣言するのとかはどうでしょう?

それにつけても、「プレミアム」って、なんで横文字にしないといけないんだろう。

追伸

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.364連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)