修繕計画

雷門通りのアーケードの修繕計画が進展中です。

長期間に渡る議論や見積もり合わせ、補助金申請を経て、9月からいよいよ着工の運びとなりました。先日全会員店を集めて「工事説明会」が開催され、私も役員の一人として参加いたしました。

今回の工事は「修繕」と言っても結構大規模なものでして、

屋根の貼り替え

樋の引き替え

電線の引き替え

塗装の塗り替え

などを実施します。吾妻橋から国際通りまで418メートルの長大なアーケードですので、工区は7区、工期はほぼ4か月に渡るものとなります。

工事期間中は、騒音・ダスト・塗料の臭いなどで、周辺の皆さまに大変なご迷惑をおかけ致しますが、2020年に向けて、この通りのアーケードがうす汚れた状態のまま、というわけには参りません。なにとぞ、ご寛容を賜りたく、お願い申し上げます。

さて、その「工事説明会」で、ある会員店さんから出た質問に私は、

と思ってしまいました。その質問は、作業用の足場に関するものでしたが、

足場に鍵は付きますか?

という質問で、私はそれを聞いた時、防犯対策のことを心配しておいでなのだな、と思ったのですが、それはチト外れていたようで、その方が続けて言うには、

鍵を付けておかないと、外国人が勝手に登って写真を撮るよ!

という意味でした。

あ、あり得るなあ、それ。

そう言えば、先日花火大会の日に、弊店も外国人に勝手に屋上に登られたのでした。危険極まりないことでした。

聞けば、沖縄などの観光地では、新婚旅行の外国人カップルが、衣装を整えた上で、カメラマンと美容師を従えて「絶景ポイント」に侵入し、ゲリラ記念撮影に及ぶと言います。

記念撮影に対する、この貪欲さは日本人には理解しがたいものです。SNSなどで自慢したいのは分かりますが、どうして、そんなに身勝手なのか。

文化摩擦の日々は続きます。

 

追伸

 

「ちんや」は、誠に勝手ながら、下記の通り休業させていただきます。ご諒承下さいませ。

 

平成28年8月29日(月)~9月1日(木)(夏休み)  

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

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978-4-7949-6920-0 C0095

2016225日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.372連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)