すぐやるカエルの冒険ストーリー
日頃大変お世話になっている、久米繊維工業・会長の久米信行さんの本が出ました。題して、
『すぐやる人だけがチャンスを手に入れる すぐやるカエルの冒険ストーリーに学ぶ「すぐやる技術」』
久米さんは1963年東京都墨田区生まれ。家業のTシャツメーカー・久米繊維の三代目社長に就任すると、バブル崩壊とデフレに見舞われ、数十億の債務を背負うことになりました。
しかしインターネットやエコロジー対応に先手を打って勝ち残りました。
「国産コットン100%のTシャツメーカー」という位置を確立。
「日経インターネットアワード」、経済産業省「IT経営百選」最優秀賞、東京商工会議所「勇気ある経営大賞」特別賞などを受賞して有名経営者に成りました。
現在は明治大学商学部「起業論」講師でもあります。
さて、この御本の主人公は「すぐやるカエル」というカエル。
その「すぐやるカエル」の、成長のものがたりを通じて、
「とにかくすぐやることが、人生のチャンスをつかむ極意。すぐ動いて、人に会って、人の影響をどんどん受ければ“爆発的な化学反応“を起こすチャンスに出会える! 」
「失敗はむしろ自分にしか経験できない貴重な“体験“ととらえれば、失敗こそが経験値を高めるまたとないチャンスと言える。」
そして、
「すぐやるコツは、「まだできないからやらない」ではなく、やりながら身につけていけばいいと考えること。めんどくさくて動けない人は「とりあえずやってみる」という考えでもいい。とにかく行動すること、即断即決することでスピーディーに行動できる習慣が身に付くようになる。」
ということが語られて行きます。
「すぐやるカエル」は、頭が良いわけでも、体が大きいわけでもなく、世間知らずですが、カリスマ教育者「カエルマスター」の演説に感動し、聴衆の一番前に出て行って、質問したことで(=すぐやったことで)、マスターの学堂へ入学を許されます。
学びと修養の月日が過ぎ、マスターが途上国に開学する学校へ赴任する際に、「すぐやるカエル」を帯同すると決める場面では新幹線の中なのに感動して泣いてしまい恥ずかしかったです。
この場面以外も、私はほとんど毎ページ肯きながら読みました。是非弊ブログの読者の皆さんにも、お勧めしたいと思います。
で、結局、
「悩むのは後でいい。」
うーん、ごもっともですが、これが一番難しい・・・な。
出版社: ぱる出版
ISBN-10: 4827210128
ISBN-13: 978-4827210125
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.352連続更新を達成しました。