選んだ理由③

『すき焼き思い出ストーリーの本』を「ちんや」スタッフに読んでもらいました。

もちろん、お客様がどういう気持ちを抱いて来店されているか、知って貰いたいからです。

一人一本ずつストーリーを選んで、それを選んだ理由を書いています。

今日は、その第3回です。どうぞ、お読み下さい。タイトルをクリックすると元のストーリーが読めます。

・接客部Yさんは「ゴムの様な牛肉」。

ちんやの肉が海を渡り労を惜しまず現地で日本食材を調達し、すき焼を振る舞、タイの家族の舌をも唸らせ、商談も見事成立!!この様な素敵なお客様に支えられて136年の歴史を刻んでいると改ためて実感しました。

・接客部Hさんは「祖母の家出」。

祖母さんがちょっとお茶目で、時にはすねてみたりの関係は、お互い信頼しあっての、ご夫婦に感じられました。すき焼を囲んでる時は、楽しく、和やかな雰囲気あるご家族の姿が、目に浮んできました。

・接客部Iさんは「すき焼きの中に生きる祖父」。

若いときについたうそを悔い改め、一生懸命すき焼きを売ったことそのことがおじいさまに対する供養と考えたこと、現在は活躍されすき焼きの味を通しておじいさまと心を通わせていると実感されているところ。

・接客部Fさんは「最後の正月」。

自分の中でとても印象に残るお客さまでした。最後にお目にかかった時に、手帳を見つめて帰られた時のご様子がとても記憶に焼き付いています。思い出ストーリーを拝見して、お客様の大事な思い出に残る様、心を込めて接客して行きたいと思います。

・接客部Hさんは「父の履歴書」。

ちんやで働くようになってから、昔の浅草の様子や、ちんやの営業風景に興味を持つようになりました。そんな訳で、街や店の風景を想像させるようなお客様同士の会話にも、ついつい引き込まれてしまいます。

・接客部Sさんは「二人とも初めてだった本当のすき焼き

私がこの1本を選んだ理由は、私が3カ月程働いている中で同じ様な場面に会い、その際行う接客がとても好きだからです。初めてのお客様に感動して頂き、また来たいと思って頂けるリピーターの作れる接客を行いたいです。

追伸①

「ちんや」臨時休業(火曜以外の休業)のお知らせです。

誠に勝手ながら下記の日は休業させていただきます。御了承下さいませ。

*平成28年2月29日(月)~3月3日(木)(冬休み)

追伸②

私・住吉史彦の本が出ました。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

第四話は「江戸の食文化として「どぜう鍋」を守る」(「駒形どぜう」六代目 渡辺孝之さん)。対談場所は「ビー」さんです。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

お求めはこちらから。もう予約できます!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.196連続更新を達成しました。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)