選んだ理由②
『すき焼き思い出ストーリーの本』を「ちんや」スタッフに読んでもらいました。
もちろん、お客様がどういう気持ちを抱いて来店されているか、知って貰いたいからです。
一人一本ずつストーリーを選んで、それを選んだ理由を書いています。
今日は、その第二回です。どうぞ、お読み下さい。タイトルをクリックすると元のストーリーが読めます。
・精肉部Yさんは「父の思い出」。
すき焼といえば父が食べさせてくれたすき焼を思い出します。うちの家族では鍋をするとなれば必ず父が鍋奉行となり家族を楽しませてくれました。すき焼は家族の絆であり心を豊かにする食べ物。
・精肉部Kさんは「すき焼きの中に生きる祖父」。
すき焼を食べて勉強してきなさい、すき焼きでない食べ物をお腹いっぱい食べた祖父の気持を無視。祖父の亡くなってわかる親切心。ドラマになるような物語だと思います。
・調理部Yさんは「慶びの思い出は残るお店で消えないように。」
調理師生活30年、助含め50店以上で働き、残ってる店は5店位。長く続ける事の難しさ、その中で自分が死しても残ってくであろう店で働ける慶びを感じ、残す物と変える事の判断を間違えると恐ろしいと感じた作品でした。
・調理部Nさんは「ちんやのお麩」
私の家でもすき焼きにお麩を入れる事がたまにあり、その時食べたお麩の味は心に残ってます。すき焼とお麩は最高に合う組み合わせだと思いこのストーリーを選びました。
・調理部Fさんは「親子五代」
私が嬉しく感じたのが、いつもなにげに出しているサービスの赤飯が、こんなにも喜んでいただけているんだとつくづく感じました。こちらの家族の何世代に渡りちんやの事を愛して頂き又お子様が次に伝えている事がすばらしいと思います。
・調理部Mさんは「父の思い出」
私の父もこの作品に出てくるようにすき焼きの時に鍋の番人となります。すき焼以外にも父がメインでご飯の支度をすると皆の事ばかり気にして、でも嬉しそうにしているのを思い出し、温かい気持ちになれました。
・・・まだまだ感想はありますので、明日に続きます。
追伸①
「ちんや」臨時休業(火曜以外の休業)のお知らせです。
誠に勝手ながら下記の日は休業させていただきます。御了承下さいませ。
*平成28年2月29日(月)~3月3日(木)(冬休み)
追伸②
私・住吉史彦の本が出ました。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
第三話は「神さまの御霊を載せて町を守る神輿を作る」(「宮本卯之助商店」七代目 宮本卯之助さん)。対談場所は「スリーウッド」さんです。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.195連続更新を達成しました。