数値が載っていないビジネス書

『銀座ウエストのひみつ』刊行記念トークイベント

木村衣有子×ナガオカケンメイ「ブランドを作ること保つこと」

を聞いて来ました。

『銀座ウエストのひみつ』については、弊ブログの5/31号に書きましたので、そちらをお読みいただきたいのですが、念のため確認しますと、

「ウエスト」とは、「リーフパイ」や「ドライケーキ」といった焼き菓子があまりにも有名で、それから西銀座に在る喫茶室の居心地良さもまた有名な「洋菓子舗ウエスト」さんのことです。

この御本では、そうした製品や居心地の背景に、“真摯な”企業哲学が在ることを、著者の木村衣有子さんが描いていきます。

で、トークイベントで、その木村さんが言っておいでだったことですが、

ビジネス書を目指したんだけど、本屋のそっちの棚には並ばなかった・・・

そもそも数値が載っていないとビジネス書に成らない・・・

冗談のように言っておいででしたが、本気でもあるよう。

いえいえ、私は実に結構と思いますよ、

数値が載っていないビジネス書!

書評でも、この御本について、

「商売や仕事で悩んでいる方は元気になる、ヤル気のスイッチが入る言葉がいっぱい」との評が出たそうですが、重要ですよね、そこは。

だいたいですね、数値は後から着いて来るものです。

要するに、まず数値から入る経営者の下で、ヤル気を出せるのかってことです。ヤル気が先で数値は後ですよね!

数値から入る経営者こそ、あの御本を読み、自分の経営を省みるべきと思っています。

だから、この御本は「ビジネス書」でまったくOKだと思うんです。

良いと思いますよ、

数値が載っていないビジネス書!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.570日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)