AKB襲撃事件

私のようにAKB48に何の関心も持たない人間にも、岩手県での襲撃事件はショックを与えました。

弊店も会員制の店ではないので、スタッフの女性と一般の方が近距離で接することになります。個室もあるし、酒も出すしなあ・・・

・・・そんなことを思いながらテレビを視ていたら、ミッツ・マングローブさんが興味深いコメントをなさっていました。

ミッツさんは女装家で、バー『来夢来人』の「ママ」ですね。接客業です。

アタシ達って、何の商売でもそうだと思うけど、客を選べないじゃない。だから、客のエゴに屈しないっていうところが必要だと思うのよ・・・

その他のコメンテーターさんは、

AKB商法には元々問題が在ったから、そろそろ軌道修正すべきだ、

とか言っておいででしたが、ミッツさんの発言は違いました。人気商売・接客商売が背負った現実を受けとめている点が一般人とはやはり違うなあ、と感心せざるを得ませんでした。

かつては美空ひばりさんも、浅草・国際劇場で、客席にいた大ファンの少女から塩酸をかけられる事件に遭っています。「商法」の良し悪しに関わらず客は選べないのです。

私の場合、長い目で見れば勿論選んでいるのですけど、日々の個別のケースを考えた場合、選びたくない人が入って来ても余程のことがない限り、排除はしません。まあ、余程の場合がごくたまにありますから、その場合だけたまに排除しています。

選び方は、料金体系や予約の取り方などで表現して行くわけです。だから、

客のエゴに屈しないっていうところが必要だと思うのよ・・・

そうすれば当然客の不興を買う場面もありましょう。

しかし、その心構えが無い人が人気商売・接客商売を経営してはいけないと思います。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.565日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)