ベビーシッター殺人事件
以前「ちんや」で、お子さんをお持ちの女性を仲居さんとして雇ったことがありましたが、長続きはしませんでした。保育の環境が整っていなかったからです。
浅草で働く女性のために、土日営業・長時間営業の保育所を作って欲しい、と浅草料理飲食業組合から台東区役所に要望を出したこともありましたが、実現に至っていません。その時の要望書は私が書きましたが、ダメでした。
そもそも、その問題は働く人が住んでいる自治体が担当することだ、というわけです。
例のベビーシッター殺人事件で、この問題が再びクローズUPされていますが、その発想を止めないと伸展しないように私は思います。
だって、働く人が住んでいる自治体の側から見ると、保育を充実させても、その区内の産業に良いことがないです。他の区の会社が喜ぶだけです。多額の予算を使いたくない気分は分からないでもないです。
働く人が住んでいる自治体が費用を負担する、という発想をやめて、産業が立地する自治体が負担する、という発想に出来ないものでしょうか。女性が働けて産業が利益を出せば、税収だって増えます。
人手が足りないのなら、働く女性より、むしろ移民を受け入れてしまえ!
という議論もあるようですが、乱暴過ぎだと思います。
保育士さんの数が足りない、ということもあるようですが、保育士さん自身がお子さんを預けられなくて⇒働けず、せっかく獲った資格を無駄にしているとも聞きます。
それプラス、以下はまったくの思いつきですが、保育の資格を少し緩くして、スポーツとか芸能のセンスがある人に関わってもらう、というのはどうなんでしょうか?
部活のスポーツで活躍した人はたくさんいますが、スポーツで身を立てるのは難しいですよね。音大が毎年たくさんの卒業生を出していますが、やはり音楽で食える人なんて少ないです。
そういう人に保育のヒトコマを担当してもらいます。
元陸上部のエースが日に1時間でも担当したら、オリンピックのメダルが、何十年か後に一つか二つ増えると思うんですけど。
はい、単なる思いつきでした。
オリンピックを持ち出すと、いくらでも予算が獲れると聞きましたもので・・・
追伸、
4/1は火曜日で通常なら休業日ですが、春休み中ですし、隅田公園桜祭りも開催されますし、臨時営業いたします。行楽のお帰りなどに、どうぞ御利用下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.482日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
Twitterもやっています。アカウントは、こちらです。