ホッとするごはん

NHK・Eテレの『土井善晴のホッとするごはん』で、すき焼きをやっていました。

「ホッとするごはん ごちそう肉おかず」という回でした。

土井先生の故郷は関西ですから、当然すき焼きも関西風。

牛肉・たまねぎ・青ねぎ・しらたき・麩・しいたけを準備し、割り下を使わずに砂糖・しょうゆ・酒をかけながら食卓で味をつくっていきます。

まず、鍋に牛脂を敷いて⇒肉を入れ⇒その上から砂糖をかけます。かなり大量にかけます。

へえ!と思いましたのは、ここですぐに食べないことです。

大量の砂糖が融けてカラメル状になり、それが牛の脂と混じりあうようにするのです。それまでは食べません。

この方法は、実は合理的です。

糖と脂を同時に加熱した時に起きる「アミノカルボニル反応」を起こさせているのです。

この反応が起きると素晴らしく良い香りがしますが、その香りをかいて、司会の男性アナウンサーさん(=ハッキリ申しますと、オジ様)のテンションが上がります。料理番組なのに中継する口調が上ずっています。

香りが出るだけでなく、この、牛脂と砂糖が融けあったものが鍋のベースに成るわけです。

さて、このような反応が起きたところで、土井先生はザクを入れて行きます。

まず水気のあるもの=たまねぎ・しらたき・(水で戻した)麩

さらに水気のあまりないもの=青ねぎ・しいたけ

そして、さらに、その上に、おおっ!肉を載せてしまいます。結構、どかどかと載せます。

最後に肉を載せる方法は、私は新発田の「八木」さんで見ましたが、土井先生も「最後に肉」なのですねえ。

その肉の上に醤油・砂糖。で、しばらく待って出来上がりです。

どうぞ!と言われ、司会のオジ様、噛みつくように肉を召し上がりました。いやあ、旨そうで実に結構でした。

役得ですねえ。

追伸①

クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.388日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)