無形文化財

目出度いニュースです。料理が無形文化財になったそうです。

報道によりますと、

「京都府教育委員会は京都市左京区の老舗料亭「瓢亭」の十四代当主高橋英一さん(74)の「京料理・会席料理」を府指定無形文化財とすることを決めた。高橋さんは無形文化財保持者として認定する。」

「滋賀県や長野県で郷土料理が民俗文化財に指定されている例はあるが、無形文化財指定は全国初。」

瓢亭さんは創業約400年。「ミシュランガイド」関西版で4年連続三つ星を獲得したことが有名です。平成22年には黄綬褒章も受章しています。

高橋さんには、私も国際観光日本レストラン協会の理事会などで、お目にかかったりしますが、大変穏やかな、素晴らしい方です。

高橋さんは取材に応えて、

「季節感を大切にして食材をあまり触らず、素直に表現するのが京料理。今回、文化として認められたことで、日本食文化の世界遺産登録につながれば」と語っておいでです。

今、農林水産省が日本の食文化を世界遺産にしようとプロジェクトを進めていて、なんでも12月のユネスコの委員会で登録の可否が決まる見通しなのだそうですが、今回の京都府の指定は、その登録の条件を整える狙いがあるのだそうです。

まずは目出度いです。

台東区も、すき焼きを無形文化財にしてくれないかなあ。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.273日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)