開園160周年

浅草の遊園地「花やしき」さんが開園160周年を迎え、記念セレモニーを開いたそうです。

そもそも「花やしき」さんは、江戸時代末期の嘉永6年(1853年)に、造園師・森田六三郎が牡丹や菊細工を見せるための、文字通り、花やしきとして開園したのが始まりです。

その後、浅草奥山が流行の地になるにつれ、珍獣・猛獣を飼育・展示する動物園のような施設に変貌、五階建てのランドマークタワー「奥山閣」も建設したりして、なかなか華やかだったようです。

「奥山閣」は最上階に鳳凰を載せていたので「鳳凰閣」とも言われ、「ちんや」が所蔵する開化絵で、その姿を見ることができます。

その後、関東大震災や戦争で一時閉園。戦後の昭和24年に娯楽機メーカー経営の遊園地として再開されました。

いったん経営危機に陥りますが、親会社が変って最近はご盛業です。

今の体制になってからは、「夜間貸し切り」といった、斬新な商売のアイデイアが出て来るようになってきました。

これに目をつけたのが茨城県酒造組合さん。

「夜間貸し切り」で「地酒祭り」を開催したのです。

30社以上の酒蔵が出品し、フードも多少ありまして、園内のそこここで、700人もの人々が酔態を繰り広げる、という催しが、既に2回開催されています。今年の10/11にも、その第3回があるというので、私は非常に楽しみにしています。

「花やしき」さんの、ますますの御盛業を記念します。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.256日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: 憧れの明治時代,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)