一人で居酒屋
わが義塾以外の大学のことは、あまり褒めたくない、というのが私の本心ですが、たまには、
Good Job!!
と思うこともあります。それは、
一橋大学・大学院社会学研究科。
学生に「自分の感覚を頼りに探した飲食店に1人で行くこと。ただし、チェーン店はダメ」
という課題を出したのだそうです。教授はマイク・モラスキー(Michael S. Molasky )さんという、米国出身の方のようです。
この課題に取り組む前に学生さん達は、居酒屋が都会人に欠かせない「居場所」になっていることを文献などで学んで、その仕上げとして、このフィールドワーク=つまり一人で居酒屋に行くこと、が位置づけられているのだそうです。
で、この指示に従って、うら若く勉強熱心な女子が一人で赤提灯の暖簾をくぐったりしているのだそうです。
当然常連オヤジの洗礼を受けて、
「自分の素性はあんまり話すもんじゃないよ」
と指導されたりしているらしいのですが、そのオヤジの推定年齢を知ってビックリ。「40代後半」で、それじゃ、私と同世代じゃないですか!
思いおこしますと、私も20歳代後半の頃「一人で飲む」「居合わせたアカの他人と話す」にチャレンジしていた時期がありました。
勿論誰かに指示されたわけではなく、自分で背伸びしていたと申しますか、意気がっていたと申しますか、そういう時期でした。
最近も勿論一人で飲むことはありますが、全く知らない場所へ行くよりは、どうしても行きつけた所ばかりに行ってしまいます。
この記事を読んで、あの頃の自分のことを懐かしく思い出しました。
GJ!一橋。
流石はCaptains of Industry
チェーン店ばかりの、今時の世の中が気に入らない!という先生が、この名門大学においでだということが嬉しいですね。
それにしても「居酒屋が都会人に欠かせない「居場所」になっていることを文献で学ぶ」って、どういう文献なんだろう・・・
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.252日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。