高談娯心

ある日、例によってツイッターに「すき焼き」と入れて検索していたところ、@goshoboさんという方のツイートを発見しました。

由緒ありげな書の画像が付けられていて、

「御所坊の客室のひとつに掲げられている伊藤博文の書「高談娯心」。高い志の話をすれば、お互い気持ちが良くなる・・・という意味の言葉。」

「神戸の文化人たちはこの書の下で、すき焼きを食べることを習慣にしていた。」

とありました。

御所坊と聞いて私は、

「ひょっとして、あの有名な旅館?!」と思い、もう少し調べましたら、間違いありませんでした。有馬温泉の老舗旅館『御所坊』のご主人でした。

『御所坊』さんは、鎌倉時代の1191年創業といいますから、気が遠くなりますね。伊藤博文、谷崎潤一郎が通った宿でもあります。

実は初代の兵庫県知事は伊藤博文です。

神戸に外国人居留地が在ったので、英国に渡航経験のある伊藤公が起用されたのでしょう。在任期間は、わずか1年ほどでしたが、その後も神戸・有馬を愛したそうです。

さて、その伊藤公に愛された『御所坊』の当代の御主人は、ツイッターのプロフィールによりますと、

「本業の他地域活性化の手伝いをしている。現在神戸ビーフの里を手掛けている。カフェド・ボウ、花小宿等。また有馬活性化に有馬サイダーや有馬玩具博物館等。今後「健康」をテーマにした事業を行っていきたい。」

・・・ということで精力的な方のようです。

私の知人というわけではゼンゼンないのですが、すき焼き繋がりということで、リツイートさせていただき、FBでもシェアしました。

そうしましたらFBで、

「住吉さん 良いですね 今後ともよろしくお願い致します。」

とコメントを返して下さいました。

いつかお訪ねするのが楽しみです。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.246日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。